GPエンコーダー導入支援装置

GPエンコーダーの導入支援装置が、ほぼ完成しました。
エンコーダー回路は、機能も構成もシンプルなので、手元に余っていた部品を集めて
作りましたが、機能としては、USBでPCと繋がっているときは、USB-シリアル変換で、
シリアル通信で、PCと通信を行い、バッテリーなど通信リンクが、行われない時は、
Bluetoothで、通信を行うようにしました。

今回も単品物なので、ユニバーサル基板で、作りました。ただ、抵抗などは、チップ
部品を使っています。
USB-シリアル変換は、共立電子のUSB-シリアル変換器を使用しています。
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Bluetoothのモジュールを付けるとこんな感じになります。
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通信の切り替えは、USB-シリアル変換に使用されているFTDI社のUSB-シリアル変換IC
には、PCなどドライバーソフトを持った機器と接続して、リンクした時にリンクして
ことを伝えるリンク端子が、あるので、この信号をトリガーにして、AVRマイコンの
通信信号をUSB-シリアル変換とBluetoothに切り替える回路を組み込み、ついでに
USB-シリアル変換で、通信しているときは、Bluetoothの電源をOFFにするようにスイッ
チング回路も組み込みました。
この機能によって、PCと繋がっているときは、Bluetoothの電源は、OFFになり、バッ
テリーに繋いだ時は、Bluetoothの電源がONになりBluetoothで、通信できるように
なっています。
通信コマンドは、LX200コマンドを使用していて、PCやタブレットなどの天体導入機能を
持つソフトとは、VixenのSS2000で、通信できます。
最近のミードでの製品は、機種が、多くて、多機能になって、純正のLX200コマンドでは
繋がらないのが、痛いです。
下は、PCと繋がっているところです。
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電源をポータブルバッテリーにして、タブレットで、Bluetooth経由で、SkySafari 5 Plusと
繋がっているところです。
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今回作った導入支援装置は、繋がる相手に応じて通信を自動的に切り替える機能を組み
込んだので、使い勝手は、よいと思います。
これから実際に使って使い勝手などを検証しようと思います。また、使うエンコーダーは、
GPエンコーダーのみで、赤道儀モードのみですが、この先は、通信で、エンコーダーの
設定と赤道儀モードと経緯台モードを変更できるようにしようとも考えています。
[ 2018/02/18 14:59 ] 電子工作 | TB(0) | CM(2)

GPエンコーダー復活計画

まず、GPエンコーダーとは、何ぞやですが、20年以上まえにビクセンが、GP、GPD赤道儀用に
販売した赤道儀に後付けできる導入支援用のエンコーダーで、ステラガイドという導入支援
装置と一緒になっていました。これを知っている人は、40代後半以上だと思います。
写真が、我が家にあるステラガイドとGPエンコーダーです。
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ステラガイドは、まだ、自動導入が黎明期に出た物で、自動導入ではなかったですが、
スタンドアローンで、800個の天体と8個の惑星、10個の天体をユーザーが、登録できる
機能をもった導入支援装置で、操作もシンプルで、使いやすい機器でした。
GP、GPD赤道儀に取り付けるエンコーダーは、赤道儀と一体になるように作られていて、
写真のように綺麗に取り付けられます。
赤経の極望の所と赤緯のウエイト棒を付ける所に付いているのが、GPエンコーダーです。
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ステラガイドもよくできていて、GPエンコーダー以外のエンコーダーも使えるように
エンコーダーの設定を変更できたので、ステラガイドを他のエンコーダーに繋いで、
タカハシのJP赤道儀などで使われている方もおられました。
私もEM-10に別のエンコーダーを付けてステラガイドを使っていたこともあります。
その後、我が家では、自動導入モータードライブを作るときにPCレスで、使えるので、
自動導入の動作検証に使っていました。
ステラガイドもこれだけで終わってしまって、シンプルで、操作性も良かったので、
後継が、出なかったのが残念です。

なぜ、GPエンコーダーを復活させるかというと、ま、手持ちの機材を有効活用したいという
のと、エンコーダーを使った導入支援機器は、シンプルで、使い勝手が、良いからです。
今は、LX200コマンド互換にしてやればPCやスマホやタブレットの星図ソフトと簡単に
有線、無線で導入支援が、できるからもあります。
導入支援機器を構成する部品もマイコンと通信用ICかBluetoothのモジュールだけで、
基本的には作れます。スイッチ操作やLCDなどの表示装置を付けなければ結構小さく
シンプルに作れます。

さて、肝心のGPエンコーダーですが、これは、1周750パルスの光学2相式のエンコーダーで
4逓倍で、パルスを読むと1周3000パルスのエンコーダーになります。
今回これをAVRマイコンを使って、LX200コマンド互換の制御にして、ASCOM経由で、Cielと
繋いで、導入支援を行うようにしました。
実験に使ったマイコンボードは、自作したArduino互換ボードですが、プログラムは、Arduino
ではなくAVR-GCCで、作っています。Arduinoは、いろいろなライブラリーが用意されていますが、
私は、AVR-GCCの方が、使いやすいので、こちらでプログラムを作っています。
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実験ではシリアル通信で、PCと通信するようになっていますが、最終的には、Bluetoothで
通信するようにしてやろうかと考えています。
この正月休みの間にチョボチョボ作って、基本的なプログラムができて、Cielで使えるように
なったので、この先は、どう形にするか考えたいと思います。
[ 2018/01/08 13:59 ] 電子工作 | TB(0) | CM(10)

MTS-3をBluetooth化

前の記事でも書きましたが、MTS-3の通信をBluetooth化して、組み込みました。
MTS-3は、LCD用の+5Vの出力が、あるので、これを利用して通信をBluetooth化して
オートガイドの端子もモジュラーに変えました。
あと、MTS-3の設定を変更することもできるようにスイッチで、通信を有線にも切り
替えられるようにしてあります。

実は、これは、ある方からの依頼で作った物です。
最近では、スマホやタブレットでもBluetoothを持っているので、モータードライブの
通信が、Bluetoothならば観望会などで、自動導入を使うときでもPCが、不要になるので
重宝すると思います。
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[ 2017/12/17 18:38 ] 電子工作 | TB(0) | CM(0)

MTS-3をBluetoothで、自動導入。

久しぶりの更新です。

18日は、新月でしたが、残念なお天気でした。それでも近畿では兵庫県西部、岡山方面は
夜半近くには、快晴になったようで、西はりま天文台や岡山天体物理のライブカメラでは
快晴の夜空が、写っていました。八塔寺や大芦高原に行かれた方は、ラッキーだったかも
しれませんね。
自宅でも午前1時を過ぎたくらいからかなり晴れてきて午前2時を過ぎるとほぼ快晴の空に
なっていましたが、さすがにこの時間から望遠鏡を出す気にはなれませんでした。
25日もまだ月齢的には、遠征できるので、25日は、晴れるでしょうか?

で、今月も遠征は、無かったので、試しにMTS-3の通信をBluetoothにするための実験を
やってみました。
MTS-3の背面の14ピンの端子には、LCD用の電源で、+5V 30mAの電源出力が、あるので、
これを利用してBluetoothを内蔵できと考えた訳です。

Bluetoothも4.0になってかなり低電力になりましたが、空間に電波を出すのは、やはりそれ
なりに電力が、必要になるので、+5Vの電源容量が、大丈夫かなと思いましたが、電子工作用の
RS232C通信ユニットを介して何とかスマホのSkySafariPlus5.0と通信ができて、自動導入の
操作もできました。
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MTS-3を分解して、14ピンの端子の+5Vのラインの回路を追うと、マニュアルでは、この
端子は、+5V 30mAとなっていますが、Maxで、約90mAくらいは、取れそうです。
Bluetoothの通信くらいは、何とか使えそうですが、安全性を考えるとこれ以上は、無理でしょう。
無理をしないのでしたら外付けのBluetoothの通信ユニットを使う方が、よいでしょう。
[ 2017/11/19 17:55 ] 電子工作 | TB(0) | CM(0)

エンコーダーの導入支援装置

お盆休みも終わってしまいましたが、今年の夏は、太平洋高気圧の勢力が、弱くて
日本の周辺が、低気圧の通り道になっていて、スキット晴れませんね。
関東地方は、40年ぶりの16日連続の雨とかで、大変そうです。
お盆休み中も月齢が悪いですが、天気が良ければ自宅近くで、ナローバンドで、
撮影しようと計画していましたが、結局スッキリと晴れずで、ダメでした。
仲間内では、22日のアメリカでの皆既月食遠征に行かれる方達は、これから出発の
ようで、準備に大忙しのようです。皆既月食遠征に行かれる方は、楽しんで来てください。

前置きは、これくらいにして、個人的にもマイコンを使った天文機器の電子工作の
情報も公開していますが、まれに、JP赤道儀やPENTAXのMS-5赤道儀で、使っていた
エンコーダーの導入支援装置が、古なって壊れて、代わりになるものは、無いか、
または、代わりになるものを作れないかという問い合わせが、来ます。

私も昔、ビクセンが、GP、GP-D赤道儀用に販売していたエンコーダー導入支援装置の
ステラガイドを一式持っています。幸い、GPエンコーダーもステラガイド本体も動きますが、
PCの星図ソフトに繋げることが、できないので、以下のDigital Setting Circlesの
エンコーダー導入支援装置を作ったことがあります。
http://eksfiles.net/digital-setting-circles/

私が、作った物は、以下に公開しています。
http://www.geocities.jp/ngc4826/electronics/pic/pic_astro/encoder/encoder.html
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これは、もう20年近く前に作った物ですが、ASCOMに対応しているので、以下の
ASCOM用のドライバーソフトを使うと今でもCielから接続して使えます。
ただし、英語のソフトなので、星座名は、すべて英語です。
http://eksfiles.net/digital-setting-circles/ascom-driver-for-digital-setting-circles/
このASCOM用のドライバーソフトから使用するエンコーダーのパルス数を自由に
設定できるので、使用するエンコーダーを選びません。
また、現在では、USB接続や、Bluetooth接続のエンコーダー導入支援装置の作り方も
公開されています。

このエンコーダー導入支援装置を作るためにはPICマイコンの知識とプログラムをPIC
マイコンに書き込むためにのライターが、必要になりますが、PCの星図ソフトから
導入支援ができるので、昔のタカハシのパルステックエンコーダーやビクセンの
GPエンコーダーを復活させることができるので、作っみる価値は、あります。

エンコーダーの導入支援装置は、自動導入のように自動で、目標天体を導入してくれ
ませんが、装置が、シンプルで、コンパクトなのに加えてモータードライブとは別なので
自動導入でないモータードライブでも使えるので、私も今度、コンパクトなUSB接続の
導入支援装置を作ろうかと考えています。
[ 2017/08/17 06:34 ] 電子工作 | TB(0) | CM(2)