モーターが届きました

日本パルスモータに注文していたGP赤道儀用のステッピングモーターが、届きました。
日本パルスモータは、コイル抵抗値や減速ギア比を問い合わせれば個人でも
1個からモーターを購入できるので、MTS-3SDI用で使うためにコイル抵抗
6.5Ω、減速ギア比1/125のステッピングモーターを購入しました。

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実は、モーターの交換は、これで2回目なのです。このモーターの交換の
前にK-ASTECから同じタイプで、コイル抵抗2.2Ω、減速ギア比1/125の
ステッピングモーターを購入して使っていたのですが、MTS-3SDIで使う
にはコイル抵抗が小さく2軸同時に動かすと許容電流を超えてしまうので、
コイル抵抗2.2Ωのモーターからコイル抵抗6.5Ωのモーターに換えたと
いう訳です。

写真は、左からMT-1のオリジナルモーターで、コイル抵抗20Ω、減速ギア比1/120
2個目が、K-ASTECから購入したモーターで、コイル抵抗2.2Ω、減速ギア比1/125
3個目が、今回日本パルスモータから購入したモーターで、コイル抵抗6.5Ω、減速ギア比1/125。

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減速ギア比が、MT-1オリジナルが1/120で、交換したモーターの減速ギア比が、
1/125かというと、減速ギア比が、1/120だとモータードライブの恒星時駆動の
駆動周波数が、19.25Hzと中途半端な周波数になりますが、減速ギア比が、1/125
だと恒星時駆動の駆動周波数が、20.05Hzとなり、かなり正確な値になるので、
減速ギア比を1/125にしています。

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これで、MT-1のモーターケースに収めてモーターの交換完了。これで、動作確認
も問題なくクリアーしました。
ただし、PF35T型のモーターは、PM型のモーターで、応答周波数が、低いので、
12Vでの自動導入の最高速度は、120倍速が、限界ですが、実用には問題ないので、
あとは、実戦投入を待つだけです。
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[ 2008/09/28 01:55 ] 機材 | TB(0) | CM(12)

ST-4の修理

ST-4が、正常に動かなくなったというので、修理のために預かっていました。

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症状は、電源を入れても起動音が、ほとんどせず、DEC、RAのボタンを
押してもリレーが、動作しないというものでした。
いろいろ調べたところ12V電源の入力部分で、リレーなどに電力を供給
する線が、平滑化のための25V1000uFの電解コンデンサに入るまでの
部分で、断線しているようで、導通が、ありませんでした。
そここで、2個ある25V1000uFの電解コンデンサを外したところ12Vの
電源を平滑化している25V1000uFの電解コンデンサの+部分の半田付け
部分のラウンドが、はがれて配線が、切れていました。

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修理としては、関係する線も切れる恐れがあるので12Vの電源線をリード線で繋ぎました。

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修理で預かっているST-4は、作られてもう20年近くたつものなので、
ラウンドが、はがれた原因は、恐らく半田が、劣化していたところに
何らかの衝撃が加わった、ためにコンデンサの半田が、はがれたときに
一緒にラウンドも壊れたのでしょう。

電子機器も作られて20年以上たつと半田付けや基板が、劣化して壊れる
ようになるので、ST-4などもそろそろ寿命なのでしょうね。

しかし、回路図が、無いので、ここまでたどり着くまでにリレーや
ブザーが動かないので、これらを制御しているトランジスタアレーを
交換したり、電力制御をしているパワートランジスタを交換したりしました。
でも、治ってよかった、よかった。
[ 2008/09/23 23:59 ] 機材 | TB(0) | CM(2)

新しいCPU基板完成

先日、マイクロコントローラーを変更して設計を変更した自動導入
モータードライブのCPU基板が、完成しました。

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マイクロコントローラーをH8 Tiny3694FからAtmelのATmega128に
変更したので、プログラムもAVRマイコン用に変更しなければ
なりませんが、ATmega128は、プログラム容量128KB、SRAM 4KBを
持っているので、プログラムは、余裕を持てそうです。
また、ATmega128は、EEPROMを内臓で8KB持っているので、導入した
天体のデータを保存できる機能も追加できそうですし、UARTも2本
持っているので、こちらもデバッグなどで、利用できそうすね。

肝心のプログラムは、これからボツボツ作ります。
[ 2008/09/21 23:11 ] 電子工作 | TB(0) | CM(0)

星をもとめてに参加してきました

9月14、15日に京都府の京都るり渓温泉で開催された星をもとめてに参加してきました。
十五夜でしたが、夜半ごろから晴れて透明度もよく会場にこられた望遠鏡で、いろいろ
見せてもらいました。なかでも国際光機が、持って来ていたTMB203mm/F7は、さすが
20cmの屈折の光量でした。
会場では、Ryutaoさんとお会いして、いろいろお話ができて楽しい時間をすごさせて
もらいました。

また、夕方の明るいうちに会場で、ドイツ製のMTS-3の動きを来られた人に見てもらい
ましたが、恒星時駆動で、ステッピングモーターが、無振動で動いているのには皆さん
驚かれていましたし、モータードライブのコントローラーの大きさが、手のひらサイズ
にも驚かれていました。

[ 2008/09/16 00:43 ] その他 | TB(0) | CM(2)

オートガイドシステム

ネットで、チェコの人が作ったTVGuiderというスタンドアロンのオートガイダーが、話題になったいます。
http://foto.astronomy.cz/TVGuider.htm にサイトがあるので、見てみましたが、マイコンのソフトもかなり
手間隙をかけて作られたようで、よくできたオートガイダーです。

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ただ、カメラや使える電子部品の関係で、何個か作って$600で頒布したそうですが、この価格は、ほとんど部品代
でしょうね。もし、製品として販売すのでしたらソフトの開発費用などを考えると価格は、恐らく$1500から$2000
くらいになるでしょうね。
日本で、どこかのメーカーで作って販売して欲しいという要望もあるようですが、日本では、まず、マイクロコント
ローラーのファームソフトの開発コストが高いのと天文を知る人がソフトを作らないので、無理でしょう。
また、販売数も少ないで、販売価格も20万円を超えるでしょうね。

無い物を望んでも仕方がないので、入手できるもので、コンパクトなオートガイドシステムを考えてみました。
冷却CCDでの撮影では、PCは必ず必要なので、このシステムは、一眼デジカメでの撮影で、カメラのメモリーに
データを保存することが前提になります。

価格が、10万円以内で考えるとカメラは、ORIONの StarShoot AutoGuider、オートガイドソフトは、PHD Guiding、
PCは、ASUSのEee PC 901-Xになると思います。
カメラのStarShoot AutoGuiderは、日本では、テレビュー・ジャパンが正規代理店になりテレビュー・ジャパンから
購入することができますし、価格も36,330円とリーズナブルですし、高感度で、USBケーブルだけで通信と電力供給
されるので、外部電源不要というのが選んだ理由です。

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制御用PCで、ASUSのミニノートPCのEee PC 901-Xを選択したのは、記憶装置がHDDではなく固体素子のSSDで、消費
電力が、他のミニノートPCよりも小さく内臓バッテリーでの駆動時間も長いので、選びました。

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また、PCの電源も12Vとバッテリーから電力供給可能なので、コーセルのIN 12V OUT 12VのDC-DCコンバータを使って
バッテリー用の外部電源装置を作れば、大型のバッテリーだけで撮影システム全てに電源供給できるので、電源で悩む
必要が無くなると思います。

ASUSのEee PC 901-Xは、現在の販売価格は、55,800円程度ですが、恐らく年末にかけて5万円を切って来るので、オート
ガイドシステムを作り易くなと思います。
どうでしょうかね??。



参考サイト
TVGuider - autopointer z TV kamery
http://foto.astronomy.cz/TVGuider.htm

テレビュー・ジャパン StarShoot AutoGuiderページ
http://www.zizco.jp/15shop_USorion/007autoguider.htm


[ 2008/09/06 23:15 ] 機材 | TB(0) | CM(0)

自然を相手するということは・・・

この新月の時期も天気が、悪く何もできないですね。
ま、自然を相手にした趣味なので、人間の勝手な都合を騒いでもどうにもなりませんからね。
こんな時は、天文学の本を読むとか天文以外の趣味で楽しむとかしないと、”晴れない、晴れない”
と言っていても精神的に良くありませんからね。

こちらもシステムを強化するためにいろいろと手配していますが、なぜか全て物が届くまでに
1ヶ月、2ヶ月待ちなので本格的に稼動するのは、10月ごろになりそうですね。

ところで、天文を趣味としている人は、観望派、撮影派を問わず最新の天文学や宇宙論について
興味が、無いように思えるのは、私だけ???

[ 2008/09/01 00:42 ] その他 | TB(0) | CM(0)