11月15日に自宅から撮影したIC405です。
15分、8枚で、総露出時間2時間ですが、いまいちです。
16番星に変なゴーストが出てます。ついでにゴーストに何らかの回折縞が、出ています。
ゴーストは、16番星以外には出ていないので、このゴーストは、どうも特定の波長を持った
星で出るように思われますね。ゴーストの回折縞の原因は、何なんでしょうね・・・。
IC405
露出時間:Ha 8×15分
冷却温度:-15℃
フィルター:Baader Planetarium Ha 7nmフィルター
望遠鏡:FSQ-106N
カメラ:QSI540 WSG
ガイドカメラ:SSAG
赤道儀 :EM-200Temma2
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OrionのSSAGをペルチェ素子で、高冷却改造をされている方もおられますが、誰でも簡単に
SSAGを冷却改造できる方法を考えてみました。
SSAGを分解すると分かりますが、CMOSの裏面が、基板の下にあるので、CMOSを冷却するためには
ここに熱伝導のための金属を取り付ける必要があります。しかし、10mm×9mmで厚さ2mmの金属を
加工するのは、非常に面倒で、普通の人には難しいのが、現実です。
そこで、高い熱伝導を持っていて、かつ、加工しやすいアルファゲルを使います。
アルファゲルは、衝撃吸収剤として靴底などに使われていますが、実は、高い熱伝導性も持っており
最近では、パソコンのパーツ店でも放熱材として売られています。
また、柔らかいので、加工もし易く、簡単にハサミで切れます。手でも裂けます。
SSAGの冷却改造に必要な部品は、以下だけです。
2mm厚のアルファゲル
21×21mmの放熱板
CPU用熱伝導両面テープ
どれもパソコンのパーツ店で、手に入る物ばかりです。
改造作業は、いたって簡単。
2mm厚のアルファゲルを10mm×9mmの大きさに切り、SSAGのCMOSの裏面に張ります。
2mm厚のアルファゲルが、無い場合でも薄いアルファゲルを張り合わせて2mm厚にすれば同じです。
アルファゲルと放熱板を密着させて、熱伝導両面テープで、放熱板を基板に貼り付けて完成です。
このとき放熱板と基板の間に隙間ができるので、熱伝導両面テープを重ねて隙間が出来ないように
調節して基板に貼り付けます。
さて、効果のほどは、ペルチェ素子で強力に冷却していなので、劇的な変化はありませんが、
放熱面積が大きくなっているので、オートガイドで使うレベルでは十分な放熱効果があるようです。