QSI用電源の電源が、完成です。
この電源に使っているDC-DCコンバータを2個購入したので、今回は、これを2個作りました。
この電源は、IN 12V OUT 12Vですが、入力側の電圧が、9~16Vで、出力が12Vで、入力側の電圧が
変動しても安定してDC12Vを出力してくれるので、12Vのバッテリーで撮影を行うとき用に作りましたが
電流容量が2.1Aあるので、QSIの冷却CCD用の電源だけでなく赤道儀用の電源としても使えます。
QSIの冷却CCDは、電源が、12V 1.5Aと省電力なので、バッテリーでも十分撮影できるのが、ありがたい
ですね~。
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お疲れ状態で、画像処理をしたM81が良くなかったので、再度画像処理し直しなした。
前よりは、ましになったと思います・・・。
M81
露出時間:L 5×10分 RGB 4×5分
フィルター:Astronomik LRGB Type 2Cフィルター
望遠鏡:FSQ-106N
カメラ:Starlight XPress SXV-H9 + ATIK-EFW-U
ガイドカメラ:SSAG + ミニBORG60
赤道儀 :EM-200Temma2
仕事が忙しく、お疲れモード全快で遅くなりましたが、16日に八塔寺に今年初の
撮影にMさん、Kiriさんと豊天の会長さんで行ってきました。
まずは、久しぶりに長距離砲のSXV-H9でM81を撮影しようと準備をしたのですが、
Atikのフィルターホイールが、ノートPCでは認識するのですが、なぜかMaxIMから
通信が出来ず認識しないトラブルが発生、ドライバーの再インストールなどを
行うもMaxIMから認識しなかったのですが、フィルターホイールのUSBケーブルを
交換すると問題なく認識して、動作するようになり、これで、何とか撮影を開始
しました。しかし、この後、うす雲の通過や、曇ったりで、予定していた撮影
枚数を撮影できずでした。6.45ミクロンの140万画素では、空の状態がモロに影響
するので、星像も良くないです。
M81
露出時間:L 5×10分 RGB 4×5分
フィルター:Astronomik LRGB Type 2Cフィルター
望遠鏡:FSQ-106N
カメラ:Starlight XPress SXV-H9 + ATIK-EFW-U
ガイドカメラ:SSAG + ミニBORG60
赤道儀 :EM-200Temma2
SXV-H9でM81を撮影した後に冷却CCDをQSI582WSGに付け替えて今度は、おとめ座の
銀河団を撮影しましたが、こちらもうす雲の通過で、画像処理に使えた画像は、
L 5枚、RGB それぞれ4枚でした。それでもQSI583は、高感度なので、結構小さな
系外銀河も沢山写っています。
おとめ座銀河団
露出時間:L 5×10分 RGB 4×5分
冷却温度:-30℃
フィルター:Baader Planetarium LRGBフィルター
望遠鏡:FSQ-106N
カメラ:QSI583 WSG
ガイドカメラ:SSAG
赤道儀 :EM-200Temma2
一晩の撮影中に冷却CCDを換装するという、ある意味離れ業の様なことやってますが
使い慣れた撮影システムであれば結構簡単に出来てしまいます。
でも、一つ間違えるとえらいことになるので、よい子は、あまりマネしないように。(笑)
この日は、豊天の会長さんも一緒でしたので、撮影の間に会長の38cmのドブで、冬から
春にかけての星雲を見て楽しむことができました。
この時期は、何と言っても春の系外銀河を沢山見ることができるので、面白いですね。
口径が、38cmドブですとM51は、腕を巻いているのを見ることができますし、おとめ座の
銀河団も1づつ追って行くことができるので、系外銀河好きには、たまりません。
Atikのフィルターホイールが使えなかった原因
Atikのフィルターホイールが、MaxIMから通信できなかった原因は、USBのケーブルに
あったようです。というのも初め、AtikのフィルターホイールとPCとを繋ぐUSBケーブルは
デジットで、50cm 100円のUSBケーブルを使っていたのですが、このケーブルでも自宅では
問題なく使えていました。しかし、当日は、気温が、-3℃近くまで冷えていたためにケーブル
も冷えて、何らかの原因で、正常な通信が出来ないようになっていたと考えられます。
USBケーブルを一様メーカー品に換えると問題なく使えるようになったので、USBケーブルも
エレコムやArvelなどのメーカー品を使った方が、良いようです。
教訓として、PCショップなどで売られている灰色のUSBケーブルは、寒い時期の使用には
耐えないようなので、やめましょう!
年末年始の休みは、バタバタしていて結構休みにならないのですが、新年一発目ということで、
QSIの冷却CCD用の電源を作っています。
QSIの電源は、12V 1.5Aと冷却CCDとしては、低電力なので、コーセルのIN 12V OUT 12V 2.1Aの
DC-DCコンバータZUS251212を使って作っています。
このDC-DCコンバータは、入力電圧が変動しても安定して12Vを出力してくれるので、バッテリー用の
電源としても便利なのですね。
この手のDC-DCコンバータは、ユニバーサル基板で、スズメッキ線などで、配線すると配線抵抗や
GNDの取り方の問題で、画像素子用の電源では、画像にノイズを出すことがあるので、基板を作り
ました。
外付けの部品が、少ないので、配線は、結構簡単です。
ZUS251212は、入力と出力のGNDが、分離されているので、入力と出力のGNDを分離しています。
あとは、ケースに収めて完成なのですが、この基板が入るケースを探さねば・・・。
新年明けましておめでとうございます。
昨年は、長年放置していたEM-10が、ようやく改修されて使えるようになりました。また、年末に
QSI583が、転がり込んできたりと、年の最後にいろいろありましたが、今年は、これらを使って
いこうと考えています。あとは、お天気しだいですが・・・。
それでは、今年も宜しくお願いします。