21日に奈良県の旧大塔村のヘリポートにMさんと、他2人の方と撮影に行ったのですが
着いた時は、ドン曇、午前1時ごろから晴れ始めるも、快晴とはいかず、夜明け直前まで、
晴れたり曇ったりで、何もできず。それでも晴れると、昼間の黄砂は、どこえやらで
夏の天の川もはっきり見ることができました。
で、まぁ、何とか薄明直前にHaでNGC6888を1カット撮影できて”坊主”は、免れました。
時間が、なかったので、構図を決めている余裕が、なかったので、見ての通りです。
露出も15分2枚では、これが限界です。せめて、1時間分の露出ができればよかった
のですが・・・。
NGC6888
露出時間:Ha 2×15分
冷却温度:-30℃
フィルター:Baader Planetarium Ha 7nmフィルター
望遠鏡:FSQ-106N
カメラ:QSI583 WSG
ガイドカメラ:SSAG
赤道儀 :EM-200Temma2
この日は、Kiriさんは、奈良県の別の撮影ポイントに行かれたようですが、天気は
夜半から快晴で、撮影ができたそうです。
最初の段階で、撮影ポイントの選択を間違えてのが痛かったです・・・。
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EM-200にFSQ106を載せるためのADM Accessoriesのダブテールとサドルが届きました。
Astronomy Technologiesの114mmの鏡筒バンドを付けるとこんな感じです。
サドルは、さすがに25cm級の鏡筒を固定するのに対応しているので、思っていたよりも
大きくて、重いですが、ダブテールの固定もしっかりしていて、スライドもスムースです。
で、価格は以下で、トータルで$278.95になります。日本円では、約25000円で、送料などを
含めても約29000円くらいです。
Astronomy Technologiesの114mm鏡筒バンド $99.95
ADM Accessoriesのダブテール $70
ADM Accessoriesのサドル $109
日本で、同じタイプの物を買うと、トータルで、4万円以上になりますが、アリガタ・アリミゾ
1個の値段で、全て揃えることができるので、リーズナブルです。
作りもシンプルですが、しっかりしていますし、ロスマンディー規格で、統一されているので
ロスマンディー規格のパーツがを使うことも可能です。
さて、これで、鏡筒と赤道儀以外は、日本製はなくなりましたよ。
30年近く前ですが、天体写真を撮影するときに夜露除けにハクキンカイロを使っていたのですが、
カイロ用の燃料が、手に入り難くなり20年以上使わなくなっていました。
写真は、私が、持っているカイロです。
上の丸いのは、ナショナル製(今はパナソニック)のカイロで、下の四角いのがハクキンカイロです。
懐かしい~。
で、、最近、オイルライターメーカーのZippoが、オイルライター用の燃料で使えるカイロを出している
ことを知り、このオイルライター用の燃料をハクキンカイロでも使えないか試したところ見事、20年以上
使っていなかったハクキンカイロに着火できて、見事問題なく使えました!!
こっれで、燃料の問題も解決したので、ハクキンカイロ復活です。
Zippoのオイルライター用の燃料の良いところは、コンビで買えて、1缶378円と安いことです。
今でもカイロを売っていますし、カイロの交換用の火口も買えるので、今度、交換用の火口を買って
みようかと思います。
もう、シーズンは、終わりですが、この手のカイロは、燃料が、燃えているので、今のホカホカカイロ
のように寒くなると発熱しないということはないので、冬場の天体観測には、最適です。
タオルに包んで、レンズに巻いておけば夜露除けになりますし、体に付けておけばポカポカです。
1回の給油で、10時間以上は使えて大変便利なので、お勧めです。
OAG9-EOSについてもう少し。
OAG9は、本体の光路長9mmのオフアキシスガイダーです。
EOSのカメラに取り付けると以下のような形になります。
価格は、EOSマウント仕様が、286ドル、Tマウント仕様が、265ドルで、以下で買えます。
今回は、SXV-H9+Atik ATIK-EFWをオフアキシスにするために購入しましたが、オフアキシスガイダーの
光路長が、9mmと薄くて小型なので、オフアキシスガイダーの前にレデューサーを入れてもバックフォーカスを
合わせるのも容易だと思います。
日本にもオフアキシスガイダーを作っている所は、ありますが、このオフアキシスガイダーは、プリズムの
位置を変えられたり日本には無い発想のオフアキシスガイダーですね。
日本の天文機材は、価格は、高い割りに汎用性に欠ける物が多くて、ここ最近は、欲しい機材は、海外の
物ばかりで、日本で買うことが無くっています。
日本にも良い物を作る所は、ありますが、独自仕様で、汎用性に欠ける物が、多いように思いますね。
この辺りは、もう少し、ユーザーの声を聞いて、物作りをして欲しいですね。
OAG9-EOS
OAG9-EOSがアメリカから届きました。
OAG9は、TS Opticsの厚さ9mmのオフアキシスガイダーです。カメラ側の取り付けが、EOSマウントと
Tリング仕様があり、今回は、EOSマウント仕様のOAG9-EOSを買いましたが、カメラ側の取り付け
リングを交換できるので、Tリング仕様のリングも同時に購入しました。
EOS-Kiss X2と繋ぐとこんな感じです。
Starlight Xpress SXV-H9+Atik ATIK-EFWと繋ぐとこんな感じです。
このオフアキシスガイダーは、CCDのフォーマットに合わせてプリズムの位置を調整できるのが、ミソです。
ガイドカメラの取り付けは、Tリングなので、SSAGを直接取り付けることもできますし、BORGのパーツと
ヘリコイドを組み合わせることも可能です。
誤算が・・・
OAG9-EOSの誤算だったのは、望遠鏡との取り付けが、TリングではなくM48 P0.75のメスだったので
M48 P0.75-M57 P0.75に変換するリングを用意しなければ・・・。
これからOAG9を購入される方は、M48からの変換リングも購入されることをお勧めしますね。
Astro Tech114mm ID tube rings
Astronomy Technologiesの144mmの鏡筒バンドも同時に購入しました。物は、ウイリアムの鏡筒バンドと
同じです。価格は、$99.95なのですが、結構作りは、良いですね。