Sh2-240

10月から仕事が忙しく、撮影に行っても画像処理する時間が無く、放置状態だったのを
画像処理しました。

画像は、12月5日に奈良県の高野辻ヘリポートで撮影したSh2-240です。
この日は、PCとカメラに接続が、ご機嫌ナナメで、すぐにリンクエラーになり復旧するのに
時間がかかり、結局10分8枚しか撮影できなかったので、露出不足になりました。
画面の右隅にある星雲は、Sh2-242という散光星雲です。

イメージ 1


Sh2-240
露出時間:Ha 8×10分
冷却温度:-20℃
フィルター:Baader Planetarium Ha 7nmフィルター
レンズ:PENTAX-A☆ 200mmED F2.8
カメラ:QSI583 WS
ガイドカメラ:SSAG + ミニBORG60
赤道儀 :EM-10 AGS-1X


Sh2-240について

Sh2-240は、ぎょしゃ座のβ星のすぐ横、ぎょしゃ座とおうし座の境界付近にある
散光星雲で、約20万年前に爆発した超新星残骸、地球からの距離は、約3000光年。
有名な白鳥座の網状星雲が、約6万年前に爆発した超新星残骸で、距離が、約1600光年
なのでSh2-240は、網状星雲よりも古く約倍の距離にあります。
見かけ上の大きさは、満月の約6倍ほどあり、大きさとしては、NGC7000北アメリカ星雲
とペリカン星雲を合わせたくらいの大きさになります。
参考までに同じレンズ同じカメラで撮影したNGC7000の画像とIC1805とIC1848 の画像を
UPします。これを見るとSh2-240が、いかに大きく、淡いかが良く分かります。

NGC7000
イメージ 2


IC1805とIC1848
イメージ 3

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[ 2010/12/31 14:58 ] 天体写真 | TB(0) | CM(0)