豊天の例会で、Lodestarが、4台集まったので、カメラごとの個体差を調べてみました。
個体差を見るために露出1分で、各カメラのダークを撮影して比べてみました。
その結果が、以下です。
撮影データ共通
撮影ソフト:MaxIm DL Ver4.62
露出時間:1分
これを見ると全てのカメラで、同じところに同じノイズが出ています。
全て同じ条件で、ダークを撮影していますが、Lodestarその3のダークノイズの出方が、
他のものと、大きく違っています。恐らく感度ムラだと思われます。やはりカメラに
よっては、Lodestarその3のようなCCDもあるようですね。
他の3台も非冷却なので、SONYのCCDでもノイズは、多いです。
実際の運用では、露出時間は、10秒程度で、ダークも引くので、この程度のダーク
ノイズは、問題ないレベルです。
今回、集まった4台テストしてみましたが、オートガイド用のカメラなので、これで
十分ではないでしょうか。
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ここ2ヶ月忙しかったので、久しぶりの更新です。
自宅の周りでも街灯が、増えたり、マンションが、建ったりして、明るくなりSSAGのような
階調が、8bitのオートガイダーでは、ガイドが、難しくなってきました。
SSAGは、階調が8bitで、256階調しかありません。つまり、真っ黒から真っ白までの変化が
256等分しかないので、少しでも夜空が、明るくなって、背景が、明るくなると、ガイド星
と背景との明るさの差が、小さくなりキャリブレートは成功してもオートガイドを始めると
ガイド星をロストしてしまうのです。
ちなみにLodestarなどのオートガイダーは、階調が16bitで、65536階調あります。
なぜ、キャリブレートは、成功して、ガイドを始めるとガイド星をロストするのかというと
Nさんによると、キャリブレートは、画面全体の明るさの平均、分散を計算しているが、
オートガイドになると、ガイド星周辺の小さな領域だけを画面として使うので、計算に使う
サンプル数が、少なくなり、これで、平均、分散を計算するとガイド星と背景の明るさの
差を判別できなくなりガイド星をロストするとのこと。確かにSSAGは、階調が、256しか
ないので、その通りです。
自宅の近くで、撮影をしようとすると階調が、16bitのオートガイダーが、必要になるのですが、
少し前までAtk16ICを持っていたのですが、機材整理で、放出してしまったので、6月にドイツから
Lodestarを購入しました。梅雨が、明けたら自宅周辺で、使ってみたいと思います。