17日明け方に自宅のベランダから撮影したアイソン彗星です。
アイソン彗星
露出時間:L 3×2分
冷却温度:-20℃
フィルター:Baader Planetarium LRGBフィルター
望遠鏡:FSQ-106N
カメラ:QSI583 WSG
赤道儀 :EM-10 MTS-3SDI+
バーストして明るくなったとのことで、自宅から撮影してみましたが、撮影できる位置まで
上がってくると、薄明で、2分3枚しか使える画像は、ありませんでした。
PhotoShopCS6で、かなり強調処理をしていますが、尾は、かなり大きくなっているようです。
あと、見やすい高さまで上ってくると双眼鏡でもかすかに見ることが、できました。
これからは、太陽に最接近するので、見辛くなりますが、太陽を周って出てきたときに期待
しましょう。
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週末になると天気が、悪くて、どうにもなりませんね。
と言うわけではありませんが、新しいEL用インバータ回路を作ってみました。
以前作ったEL用インバータ回路は、レギュレーターで、電圧を変化させて調光していました。
ELシートの明るさを変化させるのであれば、これでもよいのですが、レギュレーターが、発熱するので、
放熱を考えないといけないのと、効率が、悪いということで、新しくEL用インバータ回路を設計し直しました。
で、ユニバーサル基板で、試作した回路が、下の写真です。
今回のEL用インバータ回路は、LED照明と同じPWM制御で、調光するようにしました。これで、電圧を
変化させる必要が、無くなりました。また、発振回路もインバータICではなくNE555タイマーICに変更
したので、以前の回路から小さくなりました。機能は、前回のEL用インバータ回路と同じです。
今回のインバータ回路は、入力電源の電圧をPWM制御するので、入力電圧が、12Vの場合、昇圧に使う
トランスは、100V-12Vまたは100V-13V用になります。
手持ちの13V 0.3AのトランスとA5サイズのELシートでは、フラット撮影に使うに十分な光量を得られて
います。
この3連休は、あいにくのお天気で、どうしようもなかったですね。天気が、悪いからという訳でも
ありませんが、私は、土曜日から頭痛が、酷くて、撮影に行けなくてよかったです。
それは、さておき、EM-10は、K-ASTECでAGS-1Xに改造したのですが、使ってみると、あまりのも
使い勝手が、悪すぎました。
具体的には、E-ZEUSが、機能を制限された簡易版なので、自動導入で、南北の切り替えができない、
高速モードから、低速モードにハンドBOXから切り替えが、できない、などいろいろ。
なので、モーターは、使えるので、モーターのみを生かして、コントロールをMTS-3SDI+で行える
ように赤道儀のパネルとモーターの接続基板を作って改造しました。
赤道儀のパネルのコネクタは、GP赤道儀でも使えるようにDIN8ピンにしてあります。電源は、Pライト
にも必要なので、パネルから入れて、MTS-3SDI+のケーブルから本体に供給するようにしました。
パネルは、こんな感じ。
接続基板は、手持ちのユニバーサル基板を使って、モーターなどの接続のコネクターは、JSTのXHコネ
クターにして、Pライト用の赤色LEDを付けて、調光は、極軸の穴らか行えるようにしました。
EM-10に組み込むとこんな感じです。
MTS-3SDI+は、もう1台入手したので、1つをEM-10用に設定を変更。自動導入のスピードは、モーターの
特性から120倍速ですが、GP赤道儀も同じ速さなので、実用上問題なしです。
あとは、設定が、正しいか、一度、追尾テストを行う必要が、ありますが、設定に問題は、ないと思ってます。
EM-10は、コンパクトで、頑丈な赤道儀なので、これでFSQ-106Nを十分運用することができます。
我が家のEM-10は、Ⅳ号戦車と言うべき赤道儀で、Girls und Panzer風に例えると、EM-10初期型(Ⅳ号D型)を
中古で手に入れて、EM-10 AGS-1X(Ⅳ号F2型仕様 Ⅳ号F2型は、G型になる)に改造して、今回MTS-3SDI+
仕様(Ⅳ号H型仕様)に改造と、改修されてきました。
Ⅳ号戦車は、ドイツ軍の”軍馬”と言われた戦車。EM-10もかなり使いやすくなり、これから出番が、増えそうです。