今年最後の遠征

1年納めの星見で、29日に岡山県の大芦高原に会長と2人で、行ってきました。
年末ということだったのか、当日は、私達以外は、何方も来られず、貸切状態でした。
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天気は、まずまずで、最後、午前4時半ごろに曇られて、ラブジョイ彗星を見ることが、
できませんでいたが、おおぐま座周辺のマイナー系外銀河やM106周辺のマイナー系外銀河
など、いろいろと会長のドブで、観望することが、できました。
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私は、冷却CCDで、撮影。2つ目の対象撮影中に曇られて、1対象の撮影になりましたが、
その成果は、正月中に画像処理を行う予定です。
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この日の機材は、FSQ-106NにMTS-3SDI+改造のEM-10。

固定で撮影したカシオペア座周辺。
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帰りは、この時期、岡山方面に来たときのお楽しみ、相生の牡蠣です。
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殻つき牡蠣1袋1Kgで、大きな牡蠣が18個近く入ってます。これで700円。

お正月用に頼まれた分も含めて会長と2人で、殻つきの牡蠣と剥き牡蠣を買い込んで、
帰ってきました。
殻つきの牡蠣は、夜に酒蒸しにして、頂きましたが、身が大きくて、美味しかった!

という訳で、今年最後の遠征は、ちょっとストレスも残りましたが、美味しい牡蠣を
食べて終わりました。
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[ 2013/12/31 14:44 ] 天体写真 | TB(0) | CM(4)

これまでに撮影した彗星たち

今年は、パンスターズ彗星に始まって、アイソン彗星に終わったような年でしたが、
どちらの彗星も”大彗星”になると言われながらどちらも不発に終わり、アイソン彗星
にいたっては、太陽に最接近直前に消滅となってしまいました。
しかし、同じ時期に接近したC/2013 R1 ラブジョイ彗星が、明るくなって今も健在で、
この年末年始も見ることが、できそうなのが、幸いでしたね。

百武彗星とへール・ボップ彗星の2つの大彗星を肉眼で見た者としては、今、見えている
彗星は、物足りないどころか、ショボすぎです。
と、嘆いていても大彗星となるのは、年末ジャンボ宝くじに高額当選するのよりも確立が
低いので、しかたがないので、次を期待することにしましょう。

以下は、1997年3月に接近したへール・ボップ彗星以降に私が、デジタルで撮影した明るい
彗星です。この中では、2005年1月8日に撮影したC/2004 Q2 マックホルツ彗星が、一番
明るく、撮影した日は、すばるの近くにあって肉眼でも見ることが、できました。

2005年1月8日 C/2004 Q2 マックホルツ彗星

http://www.geocities.jp/ngc4826/photo/C2004Q2.gif

カメラ:BITRAN BJ-31L
レンズ:PENTAX 135mmF2.8
露出3分20枚をGIFアニメーション化、約1時間近くの彗星の移動の様子です。
画面の上にすばるの一部が、写っています。
兵庫県西はりま天文台で撮影


2006年3月5日 C/2006 A1 ポイマンスキー彗星

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カメラ:BITRAN BJ-31L
望遠鏡:FSQ-106N
兵庫県篠山市で撮影


2007年11月4日 17P ホームズ彗星

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カメラ:Starlight XPress SXV-H9
望遠鏡:FSQ-106N
自宅より撮影。
バーストして、肉眼でも確認できましたが、丸いだけで、彗星らしからぬ彗星でした。


2009年2月22日 C/2007N7鹿林彗星

http://www.geocities.jp/ngc4826/photo/C2007N7.gif

カメラ:QSI540WSG
望遠鏡:FSQ-106N
露出3分20枚をGIFアニメーション化約1時間近くの彗星の移動の様子です。
奈良県吉野で撮影。


2010年10月10日 103P ハートレー第2彗星

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カメラ:EOS Kiss X2 ノーマル
望遠鏡:Sky90 F4.5
岡山県備前市八塔寺で撮影


2013年4月16日 C/2011 L4 パンスターズ彗星

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カメラ:Starlight XPress SXV-H9
望遠鏡:FSQ-106N
奈良県五條市高野辻ヘリポートで撮影
薄明の中で撮影したので、画像が、悪いです。


2013年9月17日 C/2012 S1 アイソン彗星

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カメラ:QSI583WSG
望遠鏡:FSQ-106N
自宅ベランダから撮影


2013年12月1日 C/2013 R1 ラブジョイ彗星

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カメラ:EOS Kiss X2 SEO-SP3
望遠鏡:Sky90 F4.5
奈良県五條市高野辻ヘリポートで撮影


このように時系列で並べてみると、約2年間隔くらいで、明るい彗星が、来ているので
10年から15年くらいの間隔で、百武彗星やへール・ボップ彗星クラスの彗星が、出現
することを期待しましょう。
[ 2013/12/23 04:02 ] 天体写真 | TB(0) | CM(4)

C/2013 R1 ラブジョイ彗星

アイソン彗星は、残念でした。ということで、11月30日にラブジョイ彗星を撮影するために
会長と2人で、高野辻ヘリポートに行きました。
ラブジョイ彗星が撮影できる時間まで冷却CCDで、撮影をしようと準備して、行ったのですが
バッテリーの充電不足で、ノートPCと冷却CCDを使うとバッテリーの電圧低下で、撮影できない
状態になったので、仕方なくラブジョイ彗星の撮影のみに絞りました。

アイソン彗星は崩壊してしまいましたが、ラブジョイ彗星は、肉眼でも確認できる明るさに
なっています。

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C/2013 R1 ラブジョイ彗星
露出時間:8×3分 ISO 800
望遠鏡:Sky90 F4.5
カメラ:EOS Kiss X2 SEO-SP3
赤道儀 :EM-10 MTS-3SDI+

撮影中に薄雲が、通過したりして、写真は、いまいちですが、尾は、かなり長く引いています。
この日は、会長の口径40cmのドブソニアンでも見ましたが、大口径で、見る彗星は、大迫力で
イオンの尾も確認することができました。
12月7日も月齢が、よいので、天気がよければ、7日も遠征するつもりです。

おまけ
ラブジョイ彗星を撮影するまでにちょこっと撮影したオリオン星雲です。
3分1枚しか撮影していないので、簡単にしか画像処理していませんが、Sky90 F4.5ですと
お気軽に撮影できますね。

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オリオン星雲
露出時間:1×3分 ISO 800
望遠鏡:Sky90 F4.5
カメラ:EOS Kiss X2 SEO-SP3
赤道儀 :EM-10 MTS-3SDI+
[ 2013/12/02 00:14 ] 天体写真 | TB(0) | CM(6)