冷却CCD VS 一眼デジカメというのは、一眼デジカメが、出た頃からよく話題に
なってきましたが、これは、意味の無い比較ですね。
というのも冷却CCDは、元々、微弱な光を検出、計測する装置であり、実際の
科学研究の現場でも使われる微弱な光の測定装置なのですから天体写真に向いて
いるのは、当たり前です。
それと最近の一眼デジカメが、高感度になったとは言え一般的な汎用の画像記録
装置であろデジタルカメラを比較することは、一般乗用車とフェラーリなどの
超高級スポーツカーを比べるのと同じことです。
比較するのであれば、同じ一眼デジカメでは、キャノンの6Dや7Dの改造品とニコンの
D810Aを比較のであれば大いに興味が、ありますし、皆さんの参考にもなると思います。
冷却CCDでは、CCDとフィルターの違いによる画像処理の違いや、色の違いなどを
比較することは、おおいに参考になります。
冷却CCDと一眼デジカメの使い勝手などもよく比較されますが、これも全く使用用途の
違う装置を比較するのも意味がありません。
冷却CCD VS 一眼デジカメという”異種格闘技”をやっても意味が、ありません。
冷却CCDも一眼デジカメもただの”道具”に過ぎない物です。どう使って、いかに
使いこなすかだけです。
すみません、ただの愚痴でした。
スポンサーサイト
仕事が、忙しくしばらく更新が、できませんでした。
今回は、天文ネタが無いので、仕事ネタです。
仕事で、システムLSIのFPGAとCPLDを使わなければならかくなったので、久ぶりに
FPGAのテスト用ボードを作り勉強し直しています。
テスト用ボードに使ったのは、電子部品販売店のマルツが、販売しているALETRAの
FPGAを搭載したボードです。同じようなボードは、ヒューマンデータなどのものも
ありますが、どれも¥16000以上しますが、マルツのFPGAボードは、¥5000と
リーズナブルだったので、これを使いました。
昔は、VHDLで、ゴリゴリ回路を書いて、遊んでましたが、久ぶりにFPGAを使うと
開発用のソフトが、コードの書き方などは、変わらなくてもブロックの生成などか、
変わっていて、使い方を覚えるのが大変でした。
ここで、FPGAとかCPLDは、聞きなれない半導体かもしれません。FPGAやCPLDは、
VHDLやVerilogと呼ばれるハードウェアを記述するプログラム言語を使って、
半導体の中に自由にデジタル信号処理回路を作り込むことのできる半導体なもです。
マイコンとの違いは、マイコンは、プログラムの命令を一つ一つ実行して動作する
ので、ある瞬間を止めて動作を見ると、プログラム中のある命令しか実行されて
いませんが、FPGAやCPLDは、中身が、デジタル信号処理回路なので、複数の処理を
同時平行にかつ、高速に処理することが、できるのです。なので、処理速度は、
マイコンよりも高速なのです。
用途としては、高速のメモリーアクセスや画像信号処理や高速の姿勢制御などの
用途に使われて、最上位カテゴリーのFPGAやCPLDは、軍事航空宇宙用で、規制
半導体でもあるのです。
FPGAは、内部のロジックセル数が、5万を超える大規模な半導体なので、最近の
FPGAを使えば16ビットや32ビットの高速マイコンを作ることもできて、FPGAを
使ったマイコンの作り方を解説した本も出版されています。
さて、このFPGAやCPLDですが、天文用途では何に使えるかですが、はっきり言いまして
半導体の規模が、大きすぎて、使い道がありません。
最近は、マイコンが、高機能化と低価格化で、天文用機器途程度では、AVRやARM、PIC
マイコンを使う方が、安くかつ簡単に目的の物が、作れます。
これは、完全に”お仕事用”です。
さて、さて、7月の新月期は、3連休でしたが、台風の影響で、残念な結果となりました。
近畿もようやく梅雨明けしそうです。8月の新月期は、ペルセウス座流星群の極大日と
お盆休みが、重なるので、期待しましょう。
それと、この梅雨の間に多くの方が、”ポチリヌス菌”に感染して、新兵器を手に
入れられたようなので、それらを拝見できるのを楽しみにしています。
なので、必ず使えるようになっていてくださいね。