自宅ベランダから撮影してみましたが・・・。

19日は、夜は、天気が、良かったので、再調整したGP赤道儀のテストを行いました。
この日は、豊中天文同好会の忘年会だったので、行く前にGP赤道儀を冷やすのも兼ねて
ベランダに赤道儀を組み立てて、放置して行きました。
帰宅したのが、午後11時ごろで、ここから望遠鏡をセッティングして、ドリフト法で
極軸を合わしたのですが、お酒が、入っているので、手間取り、準備に1時間以上かかり
ました。

まず、GP赤道儀をグリースアップした後に冷えても高速導入できるか動作確認しました。
グリースアップする前は、冷えると高速導入動作で、脱調していましたが、冷えても高速
導入動作できることを確認できたので、真冬でも十分使えるようになったようです。

で、撮影は、明け方のC/2013 US10 カタリナ彗星を撮影しようとしましたが、撮影までに
時間が、あったので、Haでバラ星雲を撮影しました。
撮影中にお風呂に入ったり、テレビを見ているうちにバラ星雲が西に傾いて、屋根に掛かって
10分15枚撮影したのですが、確認すると8枚しか写っていませんでした。
撮影対象が、明るいというのもありますが、”光学系の明るさは、正義”といいますが、
85mmでもF3.8ですと露出時間80分でもこの写りですから、明るい対象ならば露出時間60分で、
ナローバンドSAO合成できそうですね。
イメージ 1

ばら星雲
撮影日:2015年12月20日
撮影地:自宅ベランダ
露出時間:Ha 8×10分
望遠鏡:FSQ-85ED F3.8
カメラ:QSI583 WSG
冷却温度:-15℃
フィルター:Baader Planetarium Haフィルター 7nm
ガイドカメラ:SSAG
赤道儀 :GP赤道儀+MTS-3SDI+

撮影中は、こんな感じ。
イメージ 2


C/2013 US10 カタリナ彗星ですが、午前4時半を過ぎると撮影できる高さにまで上がって
来るのですが、さすがに街中で、90秒も露出すると露出オーバーになるので、5等級になると
撮影すると核は、写りますが、尾は、全くでした。なので、撮影を断念しました。
やはりカタリナ彗星を撮影するためには、多少でもそらの暗い所に行かねばならないようですね。
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[ 2015/12/24 01:35 ] 天体写真 | TB(0) | CM(9)

今年最後の遠征

12日の近畿の天気は、どう見ても遠征に出るような天気ではありませんでしたが、
ふたご座流星群と明け方のカタリナ彗星を見るために今年最後の遠征に会長と2人で、
高野辻ヘリポートに行って来ました。

現地に着くと曇りで、雲間から星が、見え隠れする空でしたが、すでに2人の方が、
来られていて、撮影の準備をされていました。私達も機材を出して、組み立てる前に
夕食を取っていたのですが、この20分ほどの間に突然晴れ上がり快晴になり、慌てて
材を組み立てて、撮影の準備をしたのですが、準備に手間取っている間に2時間ほどで
曇られて、その後は時より晴れ間が、出るという空になりまともな撮影はできませんでした。
この突然の晴れ間は、南風だったためか一時的でしたが、最高の空になり冬の天の川を
はっきりと見ることが、できました。

会長の45cmドブソニアン望遠鏡での観望は、夜半ごろに新たに来られた方とオリオン星雲
などを見せてもらいました。一緒に観望された方は、大口径のドブソニアン望遠鏡での
眼視は、初めてだったらしく肉眼で見る星雲や星団に驚かれていました。

ふたご座流星群は、極大前でしたが、明るい流星が、何個も飛び、楽しめました。
写真は、晴れ間に撮影したものです。露出中に流星が、写野辺りを飛んだのですが、
流星は、写っていませんでした。残念。

イメージ 1

露出時間 3分 1枚
レンズ:SIGMA 15mmF2.8 EX DG F4 に絞る
カメラ:EOS KissX2 SEO-SP3 ISO 1600
赤道儀 :ポラリエ

私達意外の方達は、午前2時を過ぎる頃には、皆さん撤収さて帰られましたが、私達は
明け方のカタリナ彗星を見るために粘りましたが、雲が、厚くなるだけなのと、雨も降り
そうになったので、午前4時半ごろの撤収して帰って来ました。

天気が読めない中の今年最後の強行遠征となりましたが、一時的ではあれ快晴になり
ふたご座流星群を見ることが、できたことは、ラッキーでした。

11月、12月は、温暖化の影響で、天気が、悪くまともに星見が、できませんでしたが
この先は、もう少し天候が、安定して欲しいですね。
[ 2015/12/14 02:20 ] 天体写真 | TB(0) | CM(2)

新しいHaフィルター

散光星雲の撮影で、Ha画像を混ぜるとHaの半値幅が、狭いために輝度が、
高くなりカラー合成すると星雲が、ピンク色になってしまいます。
また、撮影対象によっては、Rだけでは散光星雲のディテールが出ないので
今回、Baader Planetariumの半値幅35nmのHaフィルターを使ってみることに
しました。
イメージ 1

このHaフィルターは、今使っているBaader PlanetariumのHaフィルターよりも
半値幅が、5倍広くなるので、HaフィルターというよりもRフィルターと
Haフィルターの中間的なフィルターと考えた方が、良いかもしれません。
なので、まずは、R画像をこのHa35nmのHaフィルターにしてみようと考えています。
ただ、12月になると私としては、撮影対象が、散光星雲から系外銀河になるので
今年の内に使うか、微妙なところです。
[ 2015/12/07 02:13 ] 機材 | TB(0) | CM(2)