さそり座の南の部分

5月4日の夜に撮影したさそり座の南の部分を画像処理し直しましたが、やはり、画像の下半分は、
霞の影響で、上半分と比べると眠いのは、どうしようもないですね。

元画像を見ても連続で、表示させると画像の下半分位の所を薄い霞のようなものが、移動して行く
のが、確認できます。当日も透明度は、イマイチでしたが、薄雲のようなものの通過は、ありません
でしたが、肉眼では分からないくらいのものなので、南の低空の撮影は、低空の空の状況に大きく
影響されるので、難しいですね。

また、この画像で、IC4628 エビ星雲は、結構明るくて、大きいことが、分かりますね。
この高度では、日本からは、カラーでの撮影は、難しくなるので、Haで、撮影すると面白そうです。

イメージ 1

撮影日:2016年5月5日
露出時間 3分X17
レンズ:SIGMA 50mmF1.4 EX DG F4.0 に絞る
カメラ:EOS KissX6i SEO-SP4C + HEUIB-II FF ISO 800
赤道儀 :ポラリエ
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[ 2016/05/22 12:02 ] 天体写真 | TB(0) | CM(0)

今期最後の系外銀河の撮影

5月4日に星仲間の方達と奈良県南部に遠征しました。
皆さん、約半年ぶりの遠征とあって、いろいろ忘れていることも多く、リハビリに
時間が、掛かっておられましたね。

天気は、3日が雨で、綺麗なそらを期待したのですが、4月30日と同じく寒気の影響で
シーイングは、メタメタ、ついでに大陸からよからぬ物も飛来して、眠い空でした。
それでも夜半を過ぎるとシーイングも多少落ち着き、空の透明度も若干よくなりました。
この日は、45cmと55cmのドブソニアン望遠鏡のユーザーも一緒でしたので、春から夏の
星雲、星団の観望もできました。この時期は、南の低空に面白い天体が、多いのですが
低空の霞の影響で、オメガ星団やケンタウルス座Aは、イマイチの見え方でした。

撮影は、まだ、系外銀河を撮影できるので、M100を撮影しました。
イメージ 1

M100
撮影日:2016年5月4日
露出時間 L 10分X10 RGB 10分X4
望遠鏡 FSQ-106N フローライト鏡筒
カメラ QSI628 WSG
フィルター Baader Planetarium LRGBフィルター
ガイドカメラ SSAG
赤道儀 EM-10 AGS-1X改造

今回は、フィルターをAstronomik LRGB Type2CフィルターからBaader Planetarium LRGB
フィルターに変えてみましたが、撮影対象が、系外銀河なので、あまり変化はないですね。
このひもシーイングが、悪いのと、空の透明度が、良くなかったので、星像は、良くないですね。
CCDのピクセルサイズが、4.54uなので、シーイングの影響は、大きいですね。

夜半を過ぎるとさそり座が昇ってくるので、この時期は、どうしても南の低空を撮影して
いまいます。

さそり座の南の部分を撮影しましたが、アンタレスより下は、彼岸花星雲や猫の手星雲くらい
までは、まだましですが、それより下は、霞の影響もあり、眠い写りになりました。
この辺りには、エビ星雲ことIC4628がありますが、なかなかこの辺りをが撮影できる空の良い
時は、何年に一度ですね。
イメージ 2

撮影日:2016年5月5日
露出時間 3分X17
レンズ:SIGMA 50mmF1.4 EX DG F4.0 に絞る
カメラ:EOS KissX6i SEO-SP4C + HEUIB-II FF ISO 800
赤道儀 :ポラリエ

この他にスタークラウドと呼ばれる領域も撮影しました。本来は、もっと綺麗なのでしょうが、
空に透明度が、無かったせいか、色あいが、いまいちです。
イメージ 3

撮影日:2016年5月5日
露出時間 3分X17
レンズ:SIGMA 50mmF1.4 EX DG F4.0 に絞る
カメラ:EOS KissX6i SEO-SP4C + HEUIB-II FF ISO 800
赤道儀 :ポラリエ

この連休は、4月30日と5月4日に約半年ぶりに遠征が、できました。空は、残念ながらイマイチ
でしたが、新しい利客CCDカメラのファーストライトが、できましたし、撮影と観望ができたので、
充実した連休でした。
[ 2016/05/08 13:39 ] 天体写真 | TB(0) | CM(2)

QSI628WSG初陣

5月の連休で、新月期ですが、天気が、この先どうなるか分からないので、4月30日に
Mさんと2人で、出撃しました。

この日は、QSI628WSGが、4月29日にアメリカから届いたので、早速、初陣のファースト
ライトとなりました。
まだこの時期は、系外銀河を撮影できるので、撮影したのは、NGC4725です。
当日は、快晴ではあるものの、寒気の影響でシーイングは、メタメタ、ついでに大陸から
よからぬ物も飛来して、眠い空でした。
イメージ 1

NGC4725
撮影日:2016年4月30日
撮影地 奈良県五條市
露出時間 L 10分X8 RGB 10分X3
望遠鏡 FSQ-106N フローライト鏡筒
カメラ QSI628 WSG
フィルター Astronomik LRGB Type2Cフィルター
ガイドカメラ SSAG
赤道儀 EM-200Temma2

QSI628WSGは、初陣ということもあり、ガイドカメラのピント出しに手間取り撮影開始が、遅く
なってしまいRGBが、各10分3枚しか撮影できなかったので、RGB画像の画質が、ちょっと悪いです。

QSI628は、SONYのICX674 4.54u pixelのCCDを搭載した高感度、高精細の冷却CCDカメラです。
高感度というのは、良いのですが、高精細とうのは、空の影響をもろに受けてしまいますね。
この日は、シーイングが、悪かったのと、大陸からの飛来物のおかげで、眠い空だったので
画像にキレがないです。

午前0時を過ぎると夏の天の川が、昇ってきます。今は、ちょうど、火星、土星、アンタレスが
接近していて、天の川の中心近くにいるので、同一写野に入れて撮影しました。
イメージ 2

火星、土星、アンタレスと天の川の中心
撮影日:2016年5月1日
撮影地:奈良県五條市
露出時間 3分X19
レンズ:SIGMA 50mmF1.4 EX DG F4.0 に絞る
カメラ:EOS KissX6i SEO-SP4C + HEUIB-II FF ISO 800
赤道儀 :ポラリエ

やはり空に透明度が、無かったのと夜では、見えない薄雲の通過などがあり、眠い画像になって
しまいました。
イメージ 3

4月30日の遠征は、一緒に行ったMさんも私も約半年ぶりの撮影でしたので、良いリハビリに
なりました。
さて、4日からは、雨も上がって、晴れる予報なので、期待しましょう。
[ 2016/05/04 00:57 ] 天体写真 | TB(0) | CM(0)