8月11日から13日に星仲間の方達とぺルセ群の撮影に奈良県南部に遠征してきました。
はじめは、11日の夜だけで、考えていましたが、12日は、朝から快晴だったので、
急遽12日の夜もということで、2泊3日の遠征となりました。
11日は、天気予報では、夜は、奈良県南部は、曇りとの予報でしたが、予報に反して
一晩快晴で、夜明け前は、15℃を下回り、軽い防寒具は、持って行ってましたが、
とても寒かったです。
12日は、朝から快晴で、残るということになり、どうするかメンバーと相談して、
昼は、大塔温泉 夢乃湯で、食事をして、温泉に入って、休憩所で、寝ていました。
そして、夕方から再び山に登りました。
12日は、昼間、気温が、高かったのと、風が、無かったので、山の上で、雲がわき
撮影場所は、霧の中になってしましました。それでも午前2時ごろから快晴になり
後半のぺルセ群を見ることが、できました。
遠征の結果は、2戦して、1勝1分けという結果となりました。
そんなので、13日の午前8時ごろに帰宅したのですが、自宅は、”暑い”です。
さすがに奈良県の十津川の山の中は、昼間でも涼しかったので、お盆休み後半は
地獄です。
さて、ぺルセ群の撮影ですが、カメラのレンズをSIGMAの15㎜のつもりが、間違えて
24㎜を持って行き、2晩ともかなり飛んだのに撮影したカットには、ほとんど映って
いませんでした。
私は、流星群には、ついていないようで、以前もぺルセ群の撮影で、レンズの選択を
間違えて、かなりの数飛んだのに流星のカットは、0ということがありました。
11日は、望遠鏡でも撮影ができたので、新しく購入したBaaderの半値幅35nmのHaフィ
ルターを使って、NGC7635とSH2-157を撮影してみました。
月のあるうちにPoleNavigatorのテストなどを行っていましたが、レンズを交換して
テストしたりしたために撮影時間が、短くなり構図をきちんと決めることが、できな
かったのと撮影枚数が、少なくなってしまいました。
画像は、L画像にHa画像をブレンドして、R画像にもHa画像をブレンドした画像を
LRGB合成した画像です。
NGC7635とSH2-157
撮影日:2016年8月12日
撮影地:奈良県南部
露出時間:L 10分X5 RGB 10分 Ha 10分X3
望遠鏡:FSQ-85ED F3.8
カメラ:QSI540 WSG
冷却温度:-15℃
フィルター:Baader Planetarium LRGBフィルター Baader Planetarium Haフィルター 35nm
ガイドカメラ:SSAG
赤道儀 EM-10 AGS-1X改造
次にHa画像をL画像にして、R画像にもHa画像をブレンドした画像をRGB合成した画像で
HaRGB合成した画像が、下です。撮影データは、上と同じです。
HaRGB合成の画像の方が、星像が小さく、散光星雲のディテールもよく出ています。
初めてBaaderの半値幅35nmのHaフィルターを使ってみましたが、半値幅が、35nmと他のHa
フィルターよりも広いので、R画像としてもHa画像としても使えるのと、Ha画像をカラー
合成に使ったときに画像が、ピンク色にならないので、画像処理し易いです。
ただし、半値幅35nmのHaフィルターですが、Haフィルターなので、NGC7635やNGC7538は、
赤が、きつく出てします。それでも淡い散光星雲が、容易に出るので、使えますね。
今回は、撮影枚数が、少なかったので、次回は、撮影対象を変えて、じっくり撮影して
みます。
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