天体写真の機材について思うこと

久しぶりの更新です。
いや~、今年は、梅雨明け宣言は、されたものの、未だに梅雨が、続いているような
天気で、夏の青い空は、何処へやらです。
7月も終わりで、この先は、8月の新月近くまでまた活動休止です。

こんな状況なので、いろいろと機材について調べて、ここ最近の天文の機材について
思うことですが、もうハードの性能をとやかく言う時代は、終わったと思います。

天文の機材に関しては、望遠鏡と赤道儀は、構造が、シンプルなためンピュータ制御の
工作機械の高精度化やマイクロコンピュータとセンサーの高機能化で、最近の機材では
どれもそれほど性能の差は、出ないようになったと思います。
望遠鏡については、作りの丁寧さや加工精度の差くらいでしょう。赤道儀は、機械的な
差ではなくて、赤道儀を制御する制御ソフトの良し悪しが、価値を決めると言っても
よいと思います。
カメラも技術的には、行き着くところまで来ていて、一眼デジカメでは、使われている
撮像素子の性能よりも画像処理エンジンとそれを制御するソフトと操作性が、価値を
決めると思います。

私が思うに、最近の天文の機材の良し悪しの差は、機材を制御するソフトで、決まる
時代になったと思います。
天体写真に関しては、ユーザーが、どのような撮影機材で、どのような撮影対象を
撮影するかが、決まれば、後は、どう機材を使いこなして、上手く画像処理するだけです。
高級な機材で、フルサイズのカメラでなければ良い写真は撮れないという時代は、もう
終わったと思います。
要するに、戦略が、決まっていれば後は、戦術と腕しだいです。
参考にするのは、ガールズ&パンツァーの大洗女子の戦い方でしょうね。

真面目に言えば、書く文字が、綺麗な人は、どんなペンや筆を使っても綺麗な字を書けるのと
同じだと思います。

あ、最後に重要なことを忘れていましたね。
いくら腕が良くても綺麗で、暗い星空でなければ良い写真は撮れませんし、晴れてくれなけば、
どうすることもできません!
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[ 2017/07/30 12:56 ] 機材 | TB(0) | CM(0)