NGC281

18日は、出撃するつもりでした。月没が遅いので、晩ご飯を食べてから出かける
つもりでしでした。晩ご飯を食べた後に衛星画像を確認すると北から雲が、来て
いたので、よっと様子を見てからと思って、眠くなったので寝たのが悪かった
目が覚めたら何か、萎えてしまって、結局、出かけずでした。
それでも、夜半近くなると自宅での快晴だったので、自宅の前で、撮影をする
ことにしました。

撮影したのは、NGC281。FSQ-85ED F3.8とスモールフォーマットのQSI628の組み
合わせだとちょうど良い画角になるのとF3.8と明るいのとQSI628が、高感度の
特性を生かせてSAOで、カラー合成してみました。
街中でのナローバンドのカラー合成では、前回淡いIC1805で、失敗したので、
小さくて、明るいNGC281を撮影してみました。
撮影時間が、3時間程度しかなかったのですが、トータル3時間の露出時間で
なるべくOIIIの露出時間を多く取りましたが、やはり周りのLED街灯の影響か
OIIIの写りが、今ひとつで、画像処理に苦労しました。

ナローバンドでの撮影は、街中でも満月期でも撮影できる言われていますが、
私の経験上、Haでも満月期は、空が、明るく背景の明るさのレベルが、上がる
ので、写りは、月が、小さい時と比べると悪いです。
また、ナローバンドカラー合成では、LED街灯の影響で、OIIIの写りが、悪く
比較的明るい対象は、何とかなりそうですが、淡い対象は、街から少し離れた
ところにプチ遠征する方が、よさそうです。

イメージ 1

NGC281 SAO合成
撮影日:2018年8月18日
撮影地:自宅近く
露出時間:SII 10分X5 Ha 10分X5 OIII 10分X8
望遠鏡:FSQ-85ED F3.8
カメラ:QSI628 WSG
冷却温度:-10℃
フィルター:Baader Planetarium Haフィルター 7nm SIIフィルター 8nm OIIIフィルター 8.5nm
ガイドカメラ:SSAG
赤道儀 EM-10 AGS-1X
スポンサーサイト



[ 2018/08/21 11:52 ] 天体写真 | TB(0) | CM(4)

ちょっとした便利グッズ

夜、撮影や観望ではヘッドライトを使いますが、ちょっと手元やノートPCのキーボード、
星図で、対象の確認をしたい時が、ありますよね。そんな時に使える便利グッズを
シリコンハウスで、見つけました。それは、タッチセンサースイッチ付きUSB直挿小型LED
モジュールで、PCのUSBコネクタやポータブルバッテリーに繋いで使うLEDライトです。
イメージ 1


フレキシブルUSBケールとポーターブルバッテリーと組み合わせると、簡単なライトスタンドを
作ることが、できます。
イメージ 2
イメージ 3


撮影や観望では白色光では、目がくらみますし、周りに迷惑もかけるので、100円ショップで
売っている暗記用の赤いアクリル下敷きを利用して赤色カバーを作りました。
イメージ 4


これで光が、赤色になるので、天文用にも使えます。赤色カバーを外せば白色のライトとして
使うときもできるので、結構便利に使えます。
イメージ 5



ケース入りUSB直挿小型LEDモジュール 3球白色(タッチセンサ付)
http://eleshop.jp/shop/g/gF2L111/
[ 2018/08/17 20:57 ] 機材 | TB(0) | CM(0)

残念なお盆休みです。

お盆休みですが、天文活動には向かない天気が続いていますね。
12日のぺルセ群の極大の日も近くにでも見に行けるかなと思っていましたが、
結局、次々と雲が、流れる空だったので、出かけずじまいでした。
今年のぺルセ群は、新月期と重なって好条件だったので、残念です。

お盆休みで、時間ができたので、6月16日と8月4日に自宅の前で、Haで撮影した
NGC6888とSH2-157の画像を画像処理していなかったので、画像処理してました。

NGC6888クレセント星雲は、小さいですが、結構明るい星雲なので、街中でもHaで、
良く写ります。

イメージ 1

NGC6888
撮影日:2018年6月16日
撮影地:自宅近く
露出時間:Ha 10分X12
望遠鏡:FSQ-106N フローライト鏡筒
カメラ:QSI583 WSG
冷却温度:-15℃
フィルター:Baader Planetarium Haフィルター 7nm
ガイドカメラ:SSAG
赤道儀 EM-10 AGS-1X

SH2-157の画像は、EM-10の赤経のウォームの調整を行った後のテストで撮影したもです。
この日は、昼間が酷暑で、暑かった。夜になっても気温が、あまり下がらず、冷却CCDの
冷却温度も‐5℃が、限界でした。

イメージ 2

SH2-157
撮影日:2018年8月4日
撮影地:自宅近く
露出時間:Ha 10分X9
望遠鏡:FSQ-85ED F3.8
カメラ:QSI583 WSG
冷却温度:-5℃
フィルター:Baader Planetarium Haフィルター 7nm
ガイドカメラ:SSAG
赤道儀 EM-10 AGS-1X

SH2-157クワガタ星雲は、淡いので、SH2-157を強調すると、近くにあるNGC7635バブル星雲や
NGC7538が、飛んでしまうので、この2つの星雲も上手く出すのは、大変です。
この日の目的は、EM-10の赤経のウォームの調整後の動作確認でした。
PHD2のガイドのグラフで、赤経の修正幅が、概ね±0.5ピクセルの幅に収まっているので、
結果は良好でした。

イメージ 3

[ 2018/08/14 08:27 ] 天体写真 | TB(0) | CM(0)