3月8日に撮影したM98の画像を画像処理し直してみました。
この時期は、北半球が、銀河系の回転軸の方向を向くので、いろいろな系外銀河を撮影、観望
できて、私としては、楽しい時期なのです。
M98は、おとめ座銀河団の西の端に位置する系外銀河ですが、銀河までの距離や固有運動から
おとめ座銀河団に属する系外銀河ではないと考えられています。
また、M98は、遠方の銀河としては、珍しく私達の銀河系に接近する方向に運動していて
スペクトルが、赤方偏移ではなく、青方偏移している系外銀河なのです。
銀河系に近づいてくる銀河としては、M31アンドロメダ銀河が、有名で、約40億年後に銀河系と
衝突して、その後、約10億年かけて1つの銀河になると予測されていますね。
M98
撮影日:2019年3月9日
露出時間 L 5分X10 RGB 5分X8
望遠鏡 FSQ-106フローライト鏡筒 Canon EXTENDER EF 1.4x III
カメラ QSI628WS
フィルター Astronomik Deep-Sky RGBフィルター Astronomik L-2フィルター
ガイドカメラ Starlight XPress Lodestar
ガイド鏡 ZWO 30F4 Mini Guider Scope
赤道儀 EM-11 Temma2Jr
撮影地 奈良県南部某所
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撮影用のサブノートPCとして、NetBook PCのAcer Aspire one D250が
あるのですが、CPUが、Atomの1.6GHz RAM 2G HDD 160GB と低スペックな
ところにOSをwindows10にしていたので、動作が、重かったので、HDDを
余っていた64GBのSSDに交換して、OSをRaspberry Piと同じLinuxのubuntu
MATE 16.04をインストールして、Linux PCに改修しました。
Aspire one D250は、今ではPCとしては、かなり低スペックPCで、スペック的には
Raspberry Pi3 B+と大して変わらないノートPCですが、OSをLinuxにすると、
OSが、軽いので、今でもまずまず使えるPCになるので、この機会にLinux PCにして、
KStars、INDI Library PHD2、Cielを入れて撮影用Linux PCにしました。
機能としては、Raspberry Pi3と同じなので、動作テストなどにも使えるので、
これから活用していこうかと考えています。
3月9日は、天気が悪くなる予報だったので、3月8日に奈良県南部にKiriさんと
Mさん、Mさんの知り合いの方の4人で、奈良県某所に撮影に行って来ました。
この日は、PHD2でのオートガイドが、上手くいかず苦労しました。
メイン鏡筒にCanonの1.4倍のテレコンを付けての撮影なので、ガイド鏡が、
必要なので、初めは、ZWOの30F4 Mini Guider ScopeにASI120MM-Sの組合わせで
PHD2で、ガイドさせようとしたのですが、やたらにキャリブレーションが、
長い、止まってるのかというくらい長い、そして、ようやくオートガイドを
始めると赤経側が、謎のハンチングを起こして、ガイドグラフが、±2ピクセル
幅で、ノコギリの歯のようなグラフを描いてまともにガイドできない状態に。
どう調整してもおさまらないので、ガイドカメラをLodestarに交換しても
同じ現象が、起きて、まともにガイドしてくれない。
ここまでで、約2時間ロスしてしまいました。
これ以上、PHD2に関わっていると撮影できなくなるので、オートガイドを
MaxIm DLに切り替えると、すんなりとキャリブレートして、オートガイド
してくれました。
PHD2は、妙に頭が、良すぎるせいで、一度おかしくなると、どうなっているのか
わからんです。大体、最近のオートガイドソフトは、ガイド星の重心を計算して、
ガイドするのだから多少ピントが、悪かろうが、ガイド星が、小さかろうが、
チャッチャッとキャリブレートして、オートガイドを始めればよいのです。
オートガイドソフトなんて、多少”アホ”の方が、使い勝手が、良いのですよ。
撮影したのはかなりマイナーなM98銀河を撮影。今回は、Canonの1.4倍のテレコンを
入れてF7で撮影しました。カメラが1インチチップなので、35㎜換算で合成焦点距離は、
約2800㎜相当。106㎜ F5の鏡筒に1.4倍のテレコンを入れて焦点距離を伸ばしていますが
それほど星像が、悪くなっていないので、CanonのEXTENDER EF 1.4x IIIは、優秀だと
思います。解像度は、口径が、106㎜なので、これが、限界でしょう。
M98
撮影日:2019年3月9日
露出時間 L 5分X10 RGB 5分X8
望遠鏡 FSQ-106フローライト鏡筒 Canon EXTENDER EF 1.4x III
カメラ QSI628WS
フィルター Astronomik Deep-Sky RGBフィルター Astronomik L-2フィルター
ガイドカメラ Starlight XPress Lodestar
ガイド鏡 ZWO 30F4 Mini Guider Scope
赤道儀 EM-11 Temma2Jr
撮影地 奈良県南部某所
先日、突然Yahooブログのサービスが、今年12月15日で終了する通知があり、
驚かれた方も多いと思います。
Yahooも以前のような勢いは、ありませんし、個人の情報発信は、Facebookや
Twitterに移っていますし、検索は、Googleの世界になっています。
ブログやホームページのサービスもYahooよりも高機能で、サービスの充実
したところが、多いので、Yahooとしてもお金をかけてサービスを強化する
メリットが無くなったのでしょう。
ホームページについて
Yahooブログのサービスの終了の前にYahooでは、ホームページのサービスを
提供しているYahoo!ジオシティーズのサービスが、2019年3月31日で、終了する
通知が、来ていました。
私のホームページは、Yahoo!ジオシティーズにあるのですが、ここ数年、更新も
していませんし、公開している情報も古いので、Star Light Laboratoryのホーム
ページは、このままYahoo!ジオシティーズのサービス終了で、閉鎖にします。
ブログについて
ブログについては、Yahooブログの終了の通知が、出されてから早速ブログを
他のブログサービスに引っ越された方もおらえますが、ブログは、Yahooブログの
サービス終了近くまでは、このまま続けます。
その後については、ブログを続けるか終了するかは、今のところ未定です。