LDN1622 電源トラブルで、露出不足。

久しぶりの更新です。書くネタは、それなりにあるにですが、いろいろ
忙しく、画像処理する暇もブログを書く暇もなかなか無くて、今回は、
少し前の11月23日の遠征です。

11月23日は、久しぶりに新月期に土曜の夜が、晴れる予報で、南よりも
西の方が、天気がよさそうでしたので、タカsiと大芦高原に遠征して
きました。
天気は、午前2時半ごろから時々雲が、流れることがありましたが、
久しぶりに朝まで、良い天気でした。

11月下旬になると夜半を近くなるとオリオン座周辺が、昇ってくるので
撮影したのは、M78とバーナードループを挟んで、反対側にあるLDN1622です。
天気も良くて、順調に撮影していたのですが、撮影途中に電源トラブルで、
メインの撮影システムが、ダウンしてしまい、予定していた撮影が、できず、
露出不足の画像になってしまいました。

LDN1622
撮影日:2019年11月24日
露出時間 L 5分X17 RGB 5分X7
望遠鏡 FSQ-85ED F3.8
カメラ QSI628WS
フィルター Astronomik Deep-Sky RGBフィルター Astronomik L-2フィルター
ガイドカメラ SSAG
赤道儀 EM-11 Temma2Jr
撮影地 岡山県大芦高原

この日は、新しく電源をディープサイクルバッテリから電池容量110000mAh
407Whのリチウムイオン電池のポータブル電源に変えて、初めての遠征でした。
で、電源をリチウムイオン電池に変えた理由は、ディープサイクルバッテリ
よりも小さくて軽いことと、AC100V 300WのDC-ACインバータとDC12VとUSB
5Vの電源が、1つにまとめられているからです。リチウムイオン電池については
後日詳しく書きますが、この日は、AC100VとDC12Vを同時に使ったために
約5時間ほどで、バッテリ残量が、0になりメインの機材の撮影が、途中で、
できなくなるという最悪の事態になりました。
リチウムイオン電池のポータブル電源は、自宅での稼働テストでは、AC100V
出力100Wで、撮影制御用ノートPCを含めた撮影システムを7時間動かして
余裕があることを確認していたので、この日は、DC12Vに赤道儀を繋いで、
使ったのですが、これが、悪かった。
考えてみればポータブル電源の1つの電池からAC100VのDC-ACインバータと
昇圧型DC-ACインバータを同時に動かせば電力消費は、大きくなるので、
バッテリーの持ちは、悪くなるのですが、ここまで短くなるとは、意外でした。
これからは、使用する電源をAC100VかDC電源かいずれか1つにするように
しなければならないということが、分かってのは、収穫でした。

メインの機材は、電源ダウンになりましたが、サブ機のポタ赤も不運でした。
サブ機の撮影が、オリオン座の方向に向けて、午前2時近くからだったので、
2時間露出しましたが、途中雲の通過で、使えてカットは、半分の1時間分
でした。
オリオン座1
撮影日:2019年11月24日
露出時間 3分X20
レンズ:SIGMA Art35mmF1.4 DG F3.2 に絞る
カメラ:EOS KissX6i SEO-SP4C + HEUIB-II FF ISO 1600
赤道儀 :スカイメモS

画像処理をしてみると画面の右下に向かってカブリが、大きかったので
出来た画像は、露出不足と合わせて結構荒くなってしましました。
やはり、大芦高原は、北側は、比較的暗いのですが、南側は、広角での
撮影は、難しいですね。

11月23日の遠征は、トラブル続出でしたが、久しぶりに快晴の星空を
見られたのは、よいリハビリになりました。
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[ 2019/12/09 23:16 ] 天体写真 | TB(-) | CM(4)