このところ休みは、家の事情やU.D.Aリモート観測所のヘルプなどで、遠征で、
撮影した画像を処理できず、溜まっていたのですが、遅くなりましたが、
やっと11月14日に高野辻に遠征した時の画像を画像処理できました。
11月14日は、私と会長、Nさんの3人での遠征でした。
この日はオリオン座のベテルギウスの右のベラトリックスの近くにC/2020 M3
アトラス彗星が、近づいていたので、撮影してみました。

撮影日:2020年11月15日
露出時間 3分X10
レンズ:SIGMA 50mmF1.4 DG HSM F3.2 に絞る
カメラ:EOS KissX6i SEO-SP4C + HEUIB-II FF ISO 1600
赤道儀 :スカイメモS
会長の口径45㎝のドブソニアン望遠鏡でも観望しましたが、写真では、緑色に写って
いましたが、眼視では、核が、かなり拡散していて、かなり淡かったです。
11月14日の夜は、南の低空の透明度が良かったので、会長の口径45㎝のドブソニアン
望遠鏡で、南の低空のろ座からちょうこくぐ座周辺の系外銀河を見せてもらいました。
この周辺は、本州では、南中しても地平線ギリギリで、滅多に見ることのできない
対象ですが、この日は、よく見えました。
北半球では、かみのけ座方向が、天の川銀河の極方向で、系外銀河が、沢山見えるように
ろ座からちょうこくぐ座の方角は、南半球側の天の川銀河の極方向なので、系外銀河が、
沢山見えます。
NGC1339とNGC1365、NGC1316は、大きく、よく見えました。また、NGC1339とNGC1365の
周辺には小さな銀河が、沢山あり銀河団を作っていて、こちらも良く見えました。
南半球側には、大きな系外銀河があり、この周辺の500㎜程度でも沢山の銀河、写るので
南半球に行ってときには、撮影してみたい領域です。
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3連休初日の21日は、奈良県の宇陀に天文仲間4人の方が、共同で、リモート
観測所を作ったのでそこの技術支援に行って来ました。
リモート観測所は、先日完成したばかりで、この日も皆さん機材を持ち込んで
設置と調整をされていました。
リモート観測所は、2m×5mのスライディンルーフに4台の望遠鏡が、入っています。

まだ、機材の調整作業中なので、床はケーブルやら工具に機材が、いっぱいでした。
最終的に稼働すれば、基本無人になるので、動かしたときに互いの機材が、干渉
しなければよいので、スライディンルーフの中は、過密状態です。
この日に状況は、タカsiさんが、ネット関係のお仕事をされているのですでに一部
ネット環境が、できていて、リモート制御できる望遠鏡は、自宅からでも撮影可能
な状態でした。この日の私のお手伝いは、スライディンルーフの自動開閉させるための
下見と望遠鏡のふたの自動開閉の要望確認などでした。
スライディンルーフの自動開閉は、すぐに必要なので、リモート観測所のメンバーの
Nさんが、至急作ることになり私は、望遠鏡のふたの自動開閉を作ることになりました。
リモート観測所は、稼働すると楽ですが、すぐに機材等を触れないので稼働するまでが、
大変です。
リモート観測所の夜の様子です。

スライディンルーフ内の東側の2台

スライディンルーフ内の西側の2台で、Mさんが、機材の調整中です。

この日は、天気が良かったので、私とタカsiさんは、スライディンルーフ横に機材を
出して撮影していました。

撮影中の私のRedCat51とタカsiさんのRAS11。

リモート観測所の立地場所は、撮影には、完璧な所ではありませんが、電気やネット
環境を考えればここが、ベストなのでしょうね。
皆さんの今後の活躍が、期待です。
2015年10月に撮影したIC410の画像を改めて画像処理し直してみました。
先日撮影したIC405とIC410の画像とは、カメラも光学系も違うのですが、
IC410は、星雲のディテールをはっきりさせるには、Ha画像を混ぜた方が
良いようですね。
また、IC410は、SAO合成すると星雲の中心付近が、青になるので、星雲の
青を出すにはOIIIをブレンドするか、B画像を多くした方が、よいのかも
しれませんね。
IC410はこれからの撮影しやすくなりますが、結構表現が、難しい対象
かもしれませんね。

IC410
撮影日:2015年10月17日
撮影地:高野辻ヘリポート
露出時間:L 10×10分 RGB 5×10分
望遠鏡:FSQ-85ED F3.8
カメラ:QSI540 WSG
冷却温度:-15℃
フィルター:Baader Planetarium LRGBフィルター
ガイドカメラ:SSAG
赤道儀 :EM-10赤道儀+MTS-3SDI+
新月近くは、晴れなくて、月が、満ちてくると夜晴れるパターンが続いて
いるここ最近ですが、10月24日は、上弦を過ぎて、月没は、午前12時近く
でしたが、夜は、晴れる予報だったので、近場に撮影に行って来ました。
この日は、私とタカsiさんと会長他豊天メンバー数名にKiriさんと
Kiriさんのお友達と、身内だけでで、撮影ポイントを独占でした。
天気は、途中2回雲の通過で、曇られましたが、何とか撮影は、できました。
24日の夜は、オリオン座流星群の極大を過ぎていましたが、夜半を過ぎた
くらいからオリオン座流星群の残りと思われる明るい流星を何個か見ることが
できました。
この日は、機材のテストしなければならなかったのと撮影対象を考えていた
ものから急遽変更したのとで、バタバタしていて、撮影開始が、遅れたのと
撮影中に2回曇られたので、使えるコマが、減ったために露出不足の画像に
なってしまいました。ついでに、急いでいたので、構図も悪いです。

撮影日:2020年10月25日
露出時間 L 5分X11 R 5分X3 G 5分X3 B 5分X4 Ha5分X1
望遠鏡 RedCat51 F/4.9
カメラ QSI583WG
冷却温度 -15℃
フィルター Baader Planetarium LRGBフィルター
Baader Planetarium Haフィルター 7nm
ガイドカメラ ZWO ASI 120MM-S
ガイド鏡 ZWO 30F4 Mini Guider Scope
赤道儀 EM-11 Temma2Jr