このところ露の中休みで、良い天気が、続いています。
5月26日には、皆既月食がありましたが、天文ジンクスとして
”新月期は、曇るけど満月は、快晴。でも、満月でも、皆既
月食などのイベントがあるときは、満月でも曇る”と言いますが、
本当でしたね。
さて、こちらは、5月の連休前の4月23日に続いて、5月4日にも
自宅ベランダから今度は、M17をFQS-85EDで、撮影しました。
前回の撮影同様、OIIIは、撮影せず、Haのみのモノクロです。
この日は、4月23日よりは、空の透明度が、良くなくて、
撮影に使った望遠鏡が、RedCat51よりも口径が、大きくて、
明るい鏡筒でしたが、写りは、イマイチでした。
ナローバンドならば住宅地の明るい所でもそれなりに撮影
できますが、空が、明るい分、空の透明度が、大きく影響
しますね。それでもM17は、Ha画像では、中心付近が、
明るく、ハッキリしているので、中心付近の輝度を落として、
画像処理すると、細かい構造が、よく分かります。

撮影日:2021年5月4日
露出時間 Ha5分X18
望遠鏡 FSQ-85ED F3.8
カメラ QSI583WSG
冷却温度 -15℃
フィルター Baader Planetarium Haフィルター 7nm
ガイドカメラ ZWO ASI 120MM-S
ガイド鏡 ZWO 30F4 Mini Guider Scope
赤道儀 EM-11 Temma2Jr
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このところ公私共にゴタゴタ続きで、何もできない日が、続いている
うちに今年は、関西は、観測史上”最速”の梅雨入りで、4月を最後に
撮影に行けなくなりました。梅雨明けは、7月中頃になるでしょうね。
しかし、気候として撮影に行けないこの状況は、私としては、無駄な
ストレスになりませんが、その他の事が、思うように成らないのは、
かなりストレスです。
それはさて置き、遅くなりましたが、5月の連休直前と連休中の天気の
良い時に自宅ベランダから南の対象を撮影しました。
このM16、M17周辺は、4月23日に撮影したものです。

M16、M17周辺
撮影日:2021年4月23日
露出時間 Ha 5分X18
望遠鏡 RedCat51 F/4.9
カメラ QSI583WG
冷却温度 -15℃
フィルター Baader Planetarium Haフィルター 7nm
ガイドカメラ ZWO ASI 120MM-S
ガイド鏡 ZWO 30F4 Mini Guider Scope
赤道儀 EM-11 Temma2Jr
自宅のベランダは、南向きで、ある程度低空まで撮影できたのですが、
一去年南側にマンションが、建ち、この時期は、アンタレスが、南中
前後で、マンションの屋上の少し上を通過して行く状況になってい
ましたが、南東方向は、建物無く、南の低空も上がって来るところを
ナローバンドで、撮影できていたのですが、来年に南東方向の場所にも
マンションが、建つことになり、先月から工事が、始まり、来年には、
自宅ベランダからは、この方角の撮影は、難しくなるので、天気の
良い時に撮影したしだいです。
本当は、OIIIも撮影して、カラー合成したかったのですが、南側の
マンションの光で、OIIIは、被ってしまい、撮影しても無駄になるので
Haだけのモノクロにしました。
この日は、夜は、透明度も良かったのですが、Ha画像でもマンションの
光の影響で、地面方向に被りがあり、それをかなり補正しています。