散光星雲は、写ってもぺルセ群は、写らず。

暑いです。今年は、お盆子の前後で、お天気が悪く、気温の低い日が、
続いたために、ここへ来て、暑さが、戻って来て、大変ですわ。

お天気は、このところ良いのですが、新月期が近づくころから、また、
悪くなるような予報が、出ているので、どうなることか。
9月の新月は、9月7日なので、週末としては、4日と11日の2回チャンスが
あるので、4日、だめでも11日は、すっきり晴れて欲しいです。

さて、遅くなりましたが、8月5日の遠征では、ぺルセ群の1週間前でしたが、
飛ぶことを期待して、広角でも撮影したのですが、流星は、暗く小さい
散在流星が、1個写っていただけでした。
流星は、写りませんでしたが、この領域は、広角で撮影すると散光星雲が、
沢山映ります。

露出時間 3分X30
レンズ:SIGMA Art35mmF1.4 DG F3.2 に絞る
カメラ:EOS KissX6i SEO-SP4C + HEUIB-II FF ISO 1600
赤道儀 :スカイメモS


露出時間 3分X23
レンズ:SIGMA Art35mmF1.4 DG F3.2 に絞る
カメラ:EOS KissX6i SEO-SP4C + HEUIB-II FF ISO 1600
赤道儀 :スカイメモS
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[ 2021/08/29 18:05 ] 天体写真 | TB(-) | CM(0)

M74 強い風で、星像ポテポテ。

この2週間は、雨続きで、20日頃から時より青空も見られますが、
すっきり晴れませんね。お天気の回復は、水曜以降になりそうだとか。

お盆前に天気が悪くなる前の8月5日に遠征して、撮影したのが、M74です。
この日は、一晩快晴で、透明度も良かったのですが、時々風が、強く
吹いて、ガイドが、大荒れでした。そのおかげで、帰宅して、画像を
チェックすると撮影した枚数の1/3くらいは、星が、”ダルマさん”状態で、
使えず、 R画像は、画像処理に使えるコマが、2コマしかなくて、画像
処理に苦労しましたし、M74は、腕の中にHII領域が、沢山写るのですが、
それが、R画像不足で出ませんでした。
また、風の影響で、ガイドが、安定しなかったために星像もポテポテに
されてしまいました。次回の遠征で、撮り直しです。

M74
撮影日:2021年8月6日
露出時間 L 5分X13 R 5分X2 G 5分X4 B 5分X4
望遠鏡 FSQ-106フローライト鏡筒 Canon EXTENDER EF 1.4x III
カメラ QSI628WS
冷却温度 -15℃
フィルター Astronomik Deep-Sky RGBフィルター Astronomik L-2フィルター
ガイドカメラ ZWO ASI 120MM-S
ガイド鏡 ZWO 30F4 Mini Guider Scope
赤道儀 EM-11 Temma2Jr

この日の遠征では、撮影、制御用PCをThinkPadX201からMINISFORUM GK41の
ミニPCに変更して、撮影、制御用PCを望遠鏡の三脚の下に置いて、ケーブル類を
望遠鏡周辺にはわせないようにしました。
制御は、Wifi、VNCで、遠隔で、ThinkPadX201とタブレットから行いました。
撮影、制御用PCが、ThinkPadX201で、Wifi、VNCで、タブレットから遠隔操作は、
これまでも遠征で、行っていましたが、今回、完全に望遠鏡の制御を独立させました。

このような撮影システムにした訳は、今年初めの遠征で、撮影中にケーブルを
引っかけて、危うく機材を壊しかけたので、安全のために撮影用PCを望遠鏡の
近くに置いて、ケーブル類を周辺にはわさないようにしてのです。
やっていることは、最近、日本でもやり始められているインターネット天文台の
遠征撮影ローカルネット版ですが、ノートPCを望遠鏡の近くに置いて、そこから
ケーブルをノートPCまで、はわせることが、ないので、暗闇で、ケーブルを引っ
かけることがないので、望遠鏡周辺での作業も楽です。
遠征先でのWifi環境は、インターネットにつなぐ必要が、ないので、小さな
トラベルWifiルーターが、1個あれば簡単に環境構築できるので、お勧めです。

[ 2021/08/22 16:44 ] 天体写真 | TB(-) | CM(0)

久しぶりの遠征と双眼鏡での観望

この8月の新月期は、ペルセウス座流星群が、好条件でしたが、
流星が、降らずに大雨が降って、最悪の新月期でした。

今年は、盆休みが、コロナの対応などもあり8月5日からで、8月の
新月期は、天気が、良くなさそうだったので、8月5日の夜に会長と
北部の某所に行ってきました。
8月5日は、台風が、近づていましたが、天気は、一晩快晴で、行った
所も平日で、夜は、誰も来ず、2人で、貸し切りで、満天の星空を
満喫できました。

8月5日は、ペルセウス座流星群極大の1週間前で、少しでも飛ぶかと
期待しましたが、散在流星は、飛びましたが、ぺルセ群の流星は、
見られずで、写真に写っていたのは、暗い流星が、1コマだけでした。


露出時間 3分
レンズ:SIGMA Art35mmF1.4 DG F3.2 に絞る
カメラ:EOS KissX6i SEO-SP4C + HEUIB-II FF ISO 1600
赤道儀 :スカイメモS


この日は、約5か月ぶりの遠征の撮影でした。その成果は、後日として、
久しぶりに私が、高校生のときに買った約40年落ちのビクセンの7倍50㎜の
双眼鏡を持って行って、撮影中に双眼鏡をカメラ三脚に付けてで、観望を
楽しみました。
以下は、見た対象と見えた感想です。

M31
これは、肉眼でも見える対象なので、双眼鏡で見ると広がりが、良く
分かります。

h-χ二重星団
これも肉眼でも見える対象で、双眼鏡の観望では、定番の対象で、双眼鏡で
見ると、星の色が、分かって綺麗です。

M33
写真では、綺麗な渦巻き銀河ですが、密集度が低いので、双眼鏡で、見ても
結構淡いです。でも、夜空が、暗くて、透明度の良い所では、肉眼でも
何とか見ます。

NGC281 ハックマン星雲
小さい星雲ですが、写真では、よく撮影されている対象。
明るく小さい星雲なので、双眼鏡でも存在は、すぐに分かりましたが、
7倍では、小さくて、淡い”シミ”のような感じでした。

IC1805とIC1848 ハート&ソール星雲
秋の天体写真の定番の対象ですが、ハート星雲の中の星団とソール星雲の
明るい恒星の並びが、双眼鏡でもよく見えるので、すぐわかります。
そして、よく見ると淡くかすかに”ハの字”に星雲の存在が、分かりました。

NGC1499 カリフォルニア星雲
これも天体写真の定番の対象で、ペルセウス座ξ星のすぐ北にあるので、
双眼鏡でもすぐに位置は、わかります。
双眼鏡では、かなり淡く、双眼鏡を動かすと背景と一緒に淡い物が、動く
ので、それで、存在が、分りました。

空が、暗ければ双眼鏡で、結構観望を楽しめます。また、対象を探すのに
タブレットかスマホにSkySafariが、入っていると探しやすいです。
7倍50㎜の双眼鏡は、天体観測定番の双眼鏡ですが、散光星雲を見るので
あれば、7倍50㎜の双眼鏡よりも10倍50㎜の双眼鏡のほうが、S/N比が、
上がるので、よいと思いました。

また、この日、会長と2人で、話題になったのが、”北アメリカ星雲は、肉眼で、
見えるか?”でした。
北アメリカ星雲は、デネブの近くにあり、見かけの大きさが、月の2倍以上
あり、大口径のドブソニアン望遠鏡で、メキシコに当たる部分やペリカン
星雲が、見えるので、夜空の暗い所で、肉眼でも見える、というより存在が、
分かるというので、2人で、目を凝らして、見たのですが、見えませんでした。
7倍50㎜の双眼鏡では、光を集めるので、北アメリカ星雲とペリカン星雲の
間の暗黒帯が、分かるので、北アメリカ星雲を識別できるのですが、肉眼では
無理でした。

”肉眼で、北アメリカ星雲が、見える”というのは、デネブの近くの北アメリカ
星雲の周辺は、肉眼で、見ても星が、集まっていて、比較的明るく見えて、
私たちは、北アメリカ星雲の位置と形をいろいろな写真を見て、知っているので、
潜在意識で、デネブの近くに北アメリカ星雲が、見えているように脳が、見せて
いるのではないかと思われます。

会長の話では、人も訓練すれば、暗い所で瞳孔が、約8㎜まで開くそうで、
そんな”特殊能力”を持つ人なら肉眼で、北アメリカ星雲を確認できるかも
しれませんね。


[ 2021/08/14 12:42 ] 天体写真 | TB(-) | CM(0)

ディスクトップPC壊れる

春から仕事が、面倒なことになったり、天気が、悪くて撮影に行けず
久しぶりの更新です。

お盆前に画像処理などに使っているメインのディスクトップPCの
スイッチを押しても電源が、入らず、PCの中を調べたところ、どうも
AC電源が、壊れたようで、お盆休みを前にメインのディスクトップPCが、
使えなくなってしまいました。

で、AC電源を交換すれば使えたのですが、もう、作って、かなりになり
CPUも第4世代のCore i7だったので、今年の年末にでも新しく作り変えようと
考えていたのですが、この際なので、ツクモとアマゾンで、必要な部品を
急遽調達して作り変えました。

今回のスペックは、以下です。
マザーボード:ASUS B50M-PUKUS
CPU:Core i7-10700K
メモリー:CFD W4U2666CX1-16G 2枚の32GB
SSD:ADATA SWORDFISH ASWORDFISH-250G-C

IMG_0815[1]

ケースは、前は、タワー型を使って、SSD1台、HDD3台を入れていましたが、
ダウンサイジングで、今回は、スリム型のケースにして、コンパクトにしました。

ケースを小さくしたことで、前のようにHDDを詰め込むことが、できなく
なったので、最近のマザーボードは、M.2規格のSSDをオンボードで、付け
られるので、マザーボードにSSDを付けて、OSをマザーボードオンボードに
しました。HDDは、ユーティリティソフトなどが、入ったHDD1台をケースに
納めて、天文関係のHDDは外付けのHDDケースに入れて、USB接続にしました。
HDDは、近いうちに中身を整理して、容量の大きなHDDにまとめようと考えて
います。

しかし、お盆前にPCが壊れて、痛い出費でした。


[ 2021/08/13 18:15 ] その他 | TB(-) | CM(0)