9月15、16日にありました星をもとめてで、ε-130Dの実物を見てきたので、個人的な所見を書きたいと思います。
結構、ネガティブなことを書いていますが、こういう意見もあるということでです。
やはり口径13cmのニュートン系の望遠鏡で、写真鏡となるとイメージサークルを稼ぐために斜鏡セルが大きく
中央遮蔽が、大きいので、鏡で、2回反射することを考えると実効F値は、F4.5よりも大きいかもしれません。
光量的には、BORG77EDII F4.3の方が、中央遮蔽や鏡での反射に伴う光量ロスが、無いので、明るいかもしれません。
口径13cmのニュートン系の反射を写真鏡とするのは、無理が、あると思います。
私は、初代のε-130も発売当初から知っていますが、初代ε-130も同じ様な理由で、すぐにε-160や
FCT-100やFCT-76に乗り換えられたり死蔵品になってしまったのを知っています。
私も30年近く、天体写真をやってきて、これまでにいろいろな鏡筒を見てきて、ε-130Dのようなタイプの
鏡筒も何本も知っています。今は、無くなってしまった日本特殊光学JSOのライトシュミットカメラは、その
代表だと思います。
日本特殊光学JSOの口径25cmのライトシュミットカメラや初代のε-130は、当時としては、645や6X6のフォー
マットをカバーしていたので、珍しかったのですが、中央遮蔽が大きく、口径の割りに実効F値が、大きく、
暗かったことを覚えています。また、星仲間の方で、JSOの25cmライトシュミットカメラLS-25とPENTAXの
100SDUFⅡで、同じ対象を撮影して比較した方が、おられて、その方によると口径10cmのPENTAX100SDUFⅡ
の方が、明るかったと聞いています。
古いことも書きましたが、ニュートン系の短焦点反射で、中央遮蔽が、大きいものは、実効F値が、
大きくそれほど明るくないということは、昔から天体写真では、知られていたことなので、今の時代に
デジタル対応とは言え、ε-130Dのような望遠鏡を復刻するような形で、出すというのは、????な
ところで、価格も結構な値段なので、購入するには、よく考えた方が、よい望遠鏡だと思いました。
ここに書きましたことは、私個人の意見ですので、どう判断されるかは、これを読まれた皆さんにお任せします。
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昔のイプシロン130も、160と同じ斜鏡径でしたしね~
コンパクトな10cmクラス反射は、個人的には割りと好きなのですが(C5とか、シュミットニュートン14cmとかいくつか所有してみたこともありますが・・)
実用性で考えてしまうと、やっぱり反射は口径が大きくなくっちゃ!?という気がしています。
イプシロン180EDとのラインナップで考えると、イプシロン130というのは、販売戦略上では差別化できてちょうど良いのでしょうね。イプシロン160だとスペックが近すぎるもんね、、
ライトシュミットは、割りと憧れた面があって、メリディオナル面とサジタル面で収差を打ち消して平面像を作る!という思想に感動したんですが、光学技術者の知人に、「いや、設計が旧いだけだよ・・」と一蹴されてしまいました (^^ゞ
UTOさん、こんにちは。
10cmクラス反射は、眼視では、面白いとは思いますが、写真鏡となると
実効F値を考えると難しいですね。
タカハシとしては、ε-180EDとの差別化となるとε-130Dになるので
しょうが、写真鏡としては、???だと思います。
ライトシュミットは、言われるとおり発想は、よかったのですが、
設計よりもニュートン系の反射なので、斜鏡セルが大きく、実効
F値が、大きく、口径の割りに暗かったのが、難点でしたね。
LS-25を見たことが、ありますが、正面から見ると主鏡は、斜鏡セルの
外側にわずかに見えているだけだったことを覚えています。
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