冷却CCDカメラ選びについて

冷却CCDカメラの購入について相談を受けることが、あるのですが、以下に私の個人的な意見を書きます。

冷却CCDカメラの購入について相談を受けたときに私が、お勧めするのは、高価でもFLIやQSIのカメラです。
どちらの冷却CCDカメラも国内外で、定評と実績のあるカメラだからです。
個人的には、SBIGが、買収後、低迷したことは、残念です。

冷却CCDカメラを購入するときの一つの目安として冷却CCDカメラのメーカーが、科学用途の研究用の
カメラの製造メーカーであるかが、あります。
Apogee、FLI、QSIは、生命科学などの蛍光観察用途の冷却CCDカメラを製造するメーカーなのでソフト、
ハード共によくできています。
FLIやQSIを勧める理由は、FLI、QSI共に研究用の冷却CCDカメラを製造しているメーカーだからです。

Starlight XpressやAtik、QHY、Moravianなどの冷却CCDカメラも悪くはないのですが、日本は、高温
多湿の気象で、湿度が、高いのでCCDが、きちんと作られたチャンバーに納められていなかったり
結露対策が、施されていない冷却CCDカメラでは、CCDのカバーガラスに結露したりします。
私もStarlight XpressのSXV-H9を使っていますが、カメラの構造が、シンプルなので、湿度の高いときに
使うとCCD前面のガラスに結露します。最近のStarlight Xpressのカメラは、CCDが、チャンバー内に
納められたりしていますが、使用の前提が、海外の湿度の低い環境下なので、日本では、別途結露対策が
必要になります。
この他にもApogee、FLI、QSI以外の冷却CCDカメラは、ハード、ソフトの完成度が、イマイチなところが
あるようで、国内外のサイトを見ていると購入後にハードやソフトのトラブルが、あったりするようです。

高価な冷却CCDカメラを購入するユーザーとしては、望遠鏡への取り付けや、スケアリング調整などは
必要な事と分かっているので、よいと思うのですが、それ以外の結露対策やハード、ソフトの問題に
煩わされたくないと思います。やはり買ってすぐに使えないといやになります。
また、冷却CCDカメラを安く購入したとしても、購入後の対策のために後からお金が、掛かって、結局
最終的に掛かった費用を計算すると同じクラスのFLIやQSIのカメラを購入できるくらいになることは
当たり前のようにあります。

結露やその他諸々の問題を解決しながらシステムを構築するのも楽しみの一つと考えられるのであれば
FLI、QSI以外のメーカーもよいと思いますが、大多数の方が、そうではないと思います。

冷却CCDカメラは、非常に高価な機材です。ことにフルサイズクラスになると尚更です。
安心と満足を考えるのであれば、購入するときは、大きな決断ですが、高価でも定評と実績のある
メーカーの冷却CCDカメラを購入することをお勧めします。

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[ 2014/10/13 16:05 ] 機材 | TB(0) | CM(2)

No title

こんばんは。ykです。冷却CCDカメラってほんと高いですね。フルサイズなんてターボの軽自動車が買えちゃえますよね。冷却CCDはLRGBでかなりの枚数を撮らないといけないので新月の頃に遠征に行く時多くの対象を狙えないのがちょっと...なので、天文再開にあたり冷却CCDは置いといて、デジイチでやってみようと思いました。気軽にカラーで撮れるし、合成とか難しいテクも要らないかなっと。
SBIGが買収されたとは知りませんでした、SBIGが最強と今まで思っておりました。ST2000X-Mも全く5年以上火を入れてません、もう動かないかも?EOS6DをSEOSP4改造に出しましたので遠征には間に合いそうです。
冷却ではないですが、惑星や月面を狙うカメラとして、QHYCCD QHY 5P-II-C 500万画素 カラーCMOSカメラを候補に挙げているんですが情報があまりないので悩んでいます。再開にあたって導入したSperStar
と QHY5L-IIでもモノクロならいけるのでしょうが、惑星は色があった方がいいかなと思い...
[ 2014/10/14 20:05 ] [ 編集 ]

No title

ykさん、こんにちは。
一眼デジカメが、楽で、冷却CCDが大変と言うのは、当てはまりません。
一眼デジカメでもクオリティの高い画像を得るためには、冷却CCDと
同じくらい手間が、かかります。
一眼デジカメは、一発カラーなので、それなりのことしか行わないと
できる画像もそれなりの画像しかできません。そこが、一眼デジカメの
難しいところですね。
惑星用のカメラですが、惑星をメインに撮影している方たちは、イメー
ジングソースのカメラを主に使っておられますね。
最近では、ZWOのASI120MCが、増えているようです。
[ 2014/10/16 02:13 ] [ 編集 ]

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