PoleNavigatorの使い方

これまでに分かったPoleNavigatorの使い方を書きます。

カメラとレンズ

私は、ZWOのASI120MMを持っているので、これを使います。
ASI120MMには、2.1mmのレンズが、付属していますが、これでは焦点距離が、
すぎるので35mmF1.7のCマウントレンズを購入しました。
ここで、注意することは、ASI120MMは、Cマウントではなく、CSマウントなので、
Cマウントレンズを付けてもピントが、出ません。そこで、CマウントをCSマウント
に変換するリングも購入しました。CマウントCSマウント変換リングは、通販で、
購入できますし、防犯カメラを扱っているお店があれば、そこでも扱っています。
イメージ 1

今回、35mmのレンズを購入しましたが、使ってみると、これでは、焦点距離が、
長くて使い勝手が、悪いです。極軸を合わせるのに使うのであれば、焦点距離が、
8~12mm位のレンズが、よいと思います。


PlaneSolve2の設定

PlaneSolve2は、PoleNavigatorに付いているので、改めてダウンロードする必要は、
ないです。
PlaneSolve2は、これ単体では、機能しません。PlaneSolve2を使うためには、星図
データが、必要になります。
星図データは、PoleNavigatorのマニュアルにも書かれていますが、以下のサイトから
何れかをダウンロードして、インストールします。

 APMCatalogInstaller:http://planewave.com/downloads/get/105
 UCAC3Catalog    :http://planewave.com/downloads/get/107

PlaneSolve2への星図データの登録は、マニュアルに書かれているので、参照して
ください。

ここで、PlaneSolve2.exeをクリックして、以下のメッセージが表示された場合、
お使いのPCにVisual Basic 6.0で作成されたソフトを起動するためのランタイム
ファイルが、無いので、以下のサイトからVisual Basic 6.0 SP6 ランタイム
ファイルをダウンロードしてインストールしてください。
http://www.vector.co.jp/soft/win95/util/se342080.html
イメージ 2



1ピクセルの横の視野の計算

PoleNavigatorは、QHY 5L-IIM+35mmレンズが、デフォルトようなので、この組み
合わせで、使う場合は、設定の変更は、必要ないと思われますが、カメラやレンズを
変えると、その組み合わせに合った設定をする必要が、あるので、詳しく説明します。

カメラとレンズをデフォルトの組み合わせから変更した場合、1ピクセルの横の
視野の設定値ASPPを計算する必要が、あります。これは、マニュアルにも書かれて
いますが、これを読まれて、理解できる人は、少ないと思います。
ことに逆三角関数の計算が、分からないと思います。

この1ピクセルの横の視野の設定値ASPPは、CCDの画角計算ができる以下のサイトで、
必要なデータを入力するだけでできます。
 http://www2u.biglobe.ne.jp/~j_world/fovc2.htm

PoleNavigatorで使用するASPPの値は、1画素の横の視野(FOVpp)になります。
このサイトは、JavaScriptで、作成されているので、ダウンロードして、PCに保存して
おけばスタンドアロンでも使えます。

電卓で計算する場合、1ピクセル分の視野角の一般的な計算式
 ASPP = (206*1ピクセルサイズ(um))/焦点距離(mm)
で、計算できます。


PoleNavi.iniの設定

PoleNaviの動作を設定するPoleNavi.iniは、Verにより多少違いますが、以下の
ようになっています。
PoleNavi.iniファイルは、マウスでPoleNavi.iniを選択して、右クックして編集(E)で、
表示されます。

  ASPP:15.4
  Exposure:800000
  Gain:50
  Title:Asagiri Arena
  Longitude:138.35
  Latitude:35.384
  ARcorrect:0
  DispWidth:640
  DispHeight:480
  CamWidth:1280
  CamHeight:960
  WDMflip:1
  PS2Tout:20

個々の設定項目の解説は、マニュアルを参照してください。ここでは、使用するときに
必要な設定を書きます。
PoleNaviを使用するときに必要な設定項目は、ASPPとLongitude、Latitudeになります。

 ASPP値:1ピクセルの横の視野の計算で、計算した値
 Longitude:経度 東経
 Latitude:緯度 北緯

LongitudeとLatitudeの値は、赤道儀を設置した場所のデータです。
緯度、経度のデータは、スマホやタブレットのGPS機能を使えばすぐに現地で、測定できます。
他の項目については、必要が、あれば使用する環境に合わせて変更してください。


PoleNaviの起動

PoleNavi.exeをクリックするとカメラが、接続されていない場合やQHY 5L-IIM
以外のカメラが、接続されているとPoleNaviのシミュレーターが起動します。

PoleNaviの起動は、コマンドプロンプトからコマンドを入力して行うことが、
基本になっています。なので、コマンドプロンプトを起動して、PoleNaviのある
フォルダーに移動して、必要な起動オプションを追加してPoleNavi.exeを起動します。
カメラが、ASI120MMで、PoleNaviが、EドライブのPoleNavi031にある場合、以下の
ように起動します。
 E:\PoleNavi031>PoleNavi.exe /A

最新版では、PoleNaviを起動するBATファイルが、付属していますが、使われる環境に
合わせて以下のサイトなどを参考にしてBATファイルを作成してください。
http://www.adminweb.jp/command/bat/

例えばEドライブのPoleNavi031からPoleNaviを起動するBATファイルは、以下のように
なります。
 e:
 cd PoleNavi031
 PoleNavi.exe /A

無事にPoleNaviが、起動すれば以下のような画面が、表示されます。
イメージ 3


極軸の設定

無事に使用環境に合った設定が、できれば、後は、マニュアルに従って極軸の
設定動作を行ってください。
露出時間やゲインは、空の状況やレンズの絞りなどに影響されるので、いろいろ
試して、よいところを記録しておけばよいと思います。

カメラの取り付ける場所

PoleMasterは、赤道儀の極軸望遠鏡の位置に付けるようになっていますが、
PoleMasterもPoleNaviも撮影した画像から北極星の回転を解析して、回転の
中心を割り出して、極軸を合わせるので、赤道儀の赤経の回転軸とカメラの
中心軸が、平行で、カメラの写野内に北極星が、写っていれば撮影した画像から
北極星の回転を解析できるので、カメラは、赤経の回転軸上にある必要は、無く、
オフセットしていても使えます。


どうでしたでしょうか?
設定が、非常に厄介なソフトですが、動作すれば使い易いソフトだと思います。
現在、設定が、簡単に出来るソフトをVB.NETで、作成中です。
完成すれば、ここで、公開する予定です。
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[ 2016/06/26 18:17 ] 機材 | TB(0) | CM(2)

No title

Orcaさん こんばんは
>赤道儀の赤経の回転軸とカメラの中心軸が、平行で
と書かれていますが、本当に平行になっているか確認する良い方法がありましたらご教授願います。
機材はEM200とToupcamです。
また、実際に取り付けたときの写真があれば助かります。
[ 2016/07/12 19:36 ] [ 編集 ]

No title

GENTAさん、こんにちは。
中心軸との並行の確認ですが、簡単な方法としては、極軸望遠鏡で、
遠方のアンテナなどを中心に入れて、カメラの視野の中心に同じ
対象が、あるように調整すればよいでしょう。
そして、このときの位置をマーキングしておけばよいと思います。
取り付けについては、Toupcamをガイドにも使うのであれば、その
位置で、極軸を合わせられるように調整すれば使い勝手がよいと
思います。
[ 2016/07/14 01:47 ] [ 編集 ]

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