日頃の行いが、悪いのか、新月期なのに晴れませんね。
ところで、天文ハウスTOMITAのブログで、RedCat71が、発売されると出ましたね。
RedCat71は、RedCat51の大きい版で、口径71mm F4.9 焦点距離350mmとのこと
鏡筒の構造が、RedCat51から変わって、フォーカッシングが、インナーフォーカス
方式になって、ピント調整時にRedCat51の様に鏡筒が、伸び縮みしない構造に
なったので、RedCat51が、望遠レンズ的だったのが、RedCat71は、望遠鏡らしく
なりましたね。
付属品は、鏡筒バンド、バーティノフマスク、スケアリング調整機構、回転装置、
アルカスイスとビクセン規格のデュアルアリガタにハンドルとキャリングソフト
ケースが、標準付属で、価格が、198000円とペッツバール型の鏡筒としては、お手頃価格。

そこで、RedCat71に競合するのが、タカハシのFSQ-85EDでしょうね。
FSQ-85EDは、ノーマルだとF5.3 焦点距離430㎜ですが、多くの場合、レデューサー
QE0.73×を付けて、F3.8 焦点距離327㎜で、使うのが普通でしょう。私も大抵は、
F3.8仕様で、撮影しています。
FSQ-85EDのレデューサー仕様とRedCat71で、焦点距離が、ほぼ同じですが、同じ
ペッツバール型の鏡筒なので、恐らく星像は、FSQ-85EDのレデューサー仕様よりも
RedCat71の方が、補正レンズを使用していないので、良いと考えられます。
これは、RedCat51の星像を見れば分かります。
取り回しもRedCat51同様に考えられているようで、遠征先での組み立て、撤収も
楽そうです。重量もFSQ-85EDよりも軽そうですし。
そして何よりも価格でしょう。FSQ-85EDは、QE0.73×レデューサーの他に回転装置
などの必要なパーツも含めると40万円超えに対して、RedCat71は、必要な物が、
含まれて、約20万円とFSQ-85ED一式の半額、焦点距離が、350mm程度で、撮影するので
あれば、余分な高価なパーツが、必要ないので、価格的にもRedCat71の方が、圧倒的に
アドバンテージが高いでしょう。
WilliamOpticsは、台湾の望遠鏡メーカーですが、屈折望遠鏡では、かなり性能の
良い鏡筒を出しています。天体望遠鏡は、”日本メーカーが、一番”と思っているのは、
もう時代遅れですよ。
日本のアマチュア天文界の問題は、欧米の本当の一流メーカーの製品が、日本国内で
販売されていないこだと思いますね。
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[ 2021/09/05 17:28 ]
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