M77銀河

今年は、夏の天気が悪く、夏に撮影に行けませんでしたが、
9月30日に5月の連休以来、約5ヵ月ぶりに撮影に行ってきました。

約5か月ぶりの撮影だと、何がしかのトラブルが、あるもので、
この日も撮影を始めて約1時間ほどたって、ピントが、ずれて
いることに気づきました。
私が、撮影に使っているFSQ-106Nは、フローライト鏡筒で、温度
変化に敏感で、この日も、十分温度順応してからピントを合わせた
つもりでしたが、温度順応していなかったようで、ピントが、ズレて
いることに気づいて、ピントを合わせ直すトラブルで、撮影時間が、
1時間ロスしてしまいました。

M77は、クジラ座にある系外銀河で、M94の小さいバージョンのような
銀河です。そして、どちらもセイファート銀河に分類される銀河です。
また、私達から遠ざかる速さが、大きいので、大きな赤方偏移を
しています。
セイファート銀河は、中心部分の活動が、活発な銀河なのですが、
撮影した感想は、もう少し内部構造が、はっきりしているのかと
思っていましたが、そうでもないです。周辺は、M94よりハッキリ
しています。解像度を上げるには、もっと口径と焦点距離、そして
露出時間が、必要ですね。
あと、中心部分が、比較的明るいので、中心部分と周辺の輝度差が、
大きいので、画像処理が、面倒かもしれません。
画角的には、もう少し引いて、近くのNGC1055と一緒に写すのも
良いかもしれません。


M77
撮影日:2022年10月1日
露出時間 L 5分X15 R 5分X7 GB 各5分X8
望遠鏡 FSQ-106Nフローライト鏡筒 Canon EXTENDER EF 1.4x III
カメラ QSI628WS
冷却温度 -15℃
フィルター Astronomik Deep-Sky RGBフィルター Astronomik L-2フィルター
ガイドカメラ ZWO ASI 120MM-S
ガイド鏡 ZWO 30F4 Mini Guider Scope
赤道儀 EM-11 Temma2Jr
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[ 2022/10/16 15:29 ] 天体写真 | TB(-) | CM(0)

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